dropout!

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逃げ出したっていいじゃない

Alexey Ruban

サイズ・高さもジャストフィット、合板で組み立て式のキャンプテーブルをDIY。

に公開して、2019/05/13に加筆修正したOutdoor, DIYの記事

こんにちは。
シイノキ(@info_misatopic)です。

みなさん、キャンプの時ってテーブルなに使ってますか?
ファミリーキャンプ、ソロキャンプ、デュオキャンプと、スタイルによって様々だと思うんですが、ポイントって幾つかあって。

  • 広さ
  • 高さ
  • 収納
  • 設営の速さ
  • デザイン

ってのが主なポイントだと思うんですよね。
僕の場合、最近だとファミリーキャンプがメインのスタイル。家族構成は夫婦+7歳児+4歳児。
荷物も多めなので、収納力なんかは大事なポイントです。
ですが、コレ!といったテーブルに出会えなかったということもあって、DIYでテーブルを作りました。

それがこちらの3つ。
製作記事へのリンクは記事末に載せておきますね。我ながらとても気に入って、キャンプ、ピクニックと大活躍。
制作が2017年なので、およそ2年くらい使い続けてきたんですが、いくつかの不満点が出てきたので、新しくアウトドアテーブルを作ることを決意しました。

家族の成長に合わせて新キャンプテーブルをDIY!
今回は合板パネル製の大きめのテーブルを作ったよ

さて、現在のテーブルの不満点。
上の写真は実際のキャンプの様子を撮影したものなんですが、大人にはちょっと低いんです。レジャーシート等に座るお座敷スタイルであればベストの高さ(30cm)なんですが、椅子に座ると膝の高さよりも10cm程低いのです。
完成時は2歳と5歳だった娘たちも成長して、広さ(900mm×450mm)も足りなくなってきました。
そこで既成品というのも考えたんですが、やっぱり高いんですよね。

YOKAさんのテーブルが収納力も抜群だし、素敵だなと。
ただ、テーブルに2万円を超える出費はなかなか痛いな……と。ちょっと自分でも作れやしないかと考えてみることにしました。

合板パネルをベースに設計してみた

これまでのテーブルのサイズは900(長さ)×450(奥行)×300(高さ)。
今回つくるテーブルのサイズは1200(長さ)×600(奥行)×400と、ふた周りほど大きなサイズで設計してみました。
1820×910×12(mm)の合板パネル1枚から丁度1セット取り出せるジャスト設計!

設計から半年ほど経って、ホームセンターに合板を買いに出かけました。
合板パネルは1枚で1580円程。なぜこんなに時間がかかったのかと言うと、デカくて重いから買うのも割と大変なんです(笑)

設計図を合板に写していく

設計図はAdobe Illustratorで1/10サイズで書きました。
実際のサイズへの換算も数値に10を掛ければ算出できるので便利なんですよ。Macなので、設計図フリーソフトとかあまりないと思ってるんですが、良いソフトあったら教えてください。

こんな感じでカキカキ。

切り出しは丸のこで

材料は丸のこで切り出していきます。
さすがに手ノコで長い直線は厳しそうですし。
とは言え、丸鋸でもフリーハンドだと自信がないので、ストラックアウト製作時に出た端材で丸のこ定規を自作しました。

こんな感じでまっすぐの材をボンドで圧着して。

丸鋸をあてて材料を切断すると、こんな感じの丸のこ定規が完成します。
右側を切断線に合わせて、左側の段を丸のこのプレートを添わせて進めていくとまっすぐ切断出来ちゃいます。

実際に切り出したパーツがこちら。
斜めの線も丸のこ定規さえあれば楽勝。お次はジグソーの出番です。

はめ込み部分を作っていく

はめ込み部分の溝や突起を作っていくのはジグソーのお役目。

電動ドリルで穴を開けて、ジグソーで切り出していきます。

バリや、角の加工は彫刻刀やノミなどで行います。
こちらは、個人輸入で買った中国製の激安彫刻刀セット(1500円)なんですが……

激安なりの品質。刃も潰れていたので研いで使いました(笑

加工を終えました。
ここがえらい時間を使った。全部で2時間くらいかかったかな。もっと効率の良い作業方法がありそうな気がする。

あと、僕のスキルと工具では精度が出ません。
2mm違うと入らないので、ヤスリで合わせていきます。

仮組みしてみた

すべてのパーツの継ぎ部分を加工したので仮組みしてみました。

おお。なかなか良いんじゃないか。
グラグラ揺れたりもしません。

細かいところは荒いけれど、これなら実用範囲におさまりそうだ。

パーツにデザインを施していく

まぁまぁだけど、さすがにこのままだと野暮ったい。
そして重い。足なんかはいらん部分多いですしね。削ったり加工していきます。

まずはテーブルの四隅を丸く加工します。
ぶつかったりする部分だし、丸い方がかわいらしくできる。コンパスとか使ってキチッとやってもいいのだけど、めんどいので庭に落ちてた親父の工場の廃材金属でR(角丸)出し。

なかなか良い感じ!

足パーツもこんな感じでRつきで余計な部分も切り出しました。

設置部もとがってるのがダサいので、飲んでいたペットボトルのキャップでR出し。

適当な角丸でやってみたけど、なかなかバランスいいですよねコレ。

ほぼほぼ完成!!再び組んでみた

ここまで来れば80%完成したので、再び組んでみました。

わかりやすいようにベンチもセット。

我ながら良い出来。
60点くらいつけてもいいんじゃないか…!!

おそらくテーブルクロスを使って運用するので、こちらもかけてみました。
良いなー。

全パーツを外すとこんな感じ。
うーん。梁が長いのがちょっとアレだなー。これも半分に切って丁番で畳んじゃっても良い気がするな。

手すき時間を使ってヤスリがけ

休日や平日の手すき時間を使ってヤスリがけしてみています。
僅かな角取りだけで手触りがまるで変わります。握りやすく運びやすくなる。

作業の様子を覗いていた次女を呼んで座らせてみました。
大きめのデスクといったサイズ感ですね。

以前まで使っていたテーブルと比較。
高さもサイズもまるで違う。適当に決めたサイズだったけど、ベストサイズかもしれない。

横から高さをチェック。
うん、ちょうどいいかな。実際はもうちょっと高めの椅子に座るけれど。

この二本の梁は真ん中に一本だけでも強度的に問題はなさそうな気がする。
ただ、我が家の場合、子どもが小さいので立つ時に手をついたり、油断をしたら座ったりしそうなので念のために二本渡してあります。
試しに177cm70kgの僕が座ってみたところ、壊れそうな感じはなかったです。

あとは、一通りヤスリがけが終わったところで、ウレタン塗装をしていきます。
屋外で使うので、湿気対策や簡易的な水対策などはしておかないと、水を吸って曲がってしまったりしそうなので。

まとめ

今回のテーブルは細かい加工が多かったので割と時間をくってしまいました。
大体トータルで12時間くらいかな?
溝掘りはジグソーよりもトリマーを使った方が正確に出来そうだなぁ。このテーブル、収納時のコンパクトさも抜群なので、もうひとつ作って家にお客さんが来た時のリビング用に用意しても良さそう。

買ったほうがクオリティの高いものは手に入るのだけど、どうせハードに使うと汚れたり壊れたりするので。
変えば20000円、作れば1500円(人件費含めず)!
楽しいDIYになりました。意外とイケるので、作ってみようかなって方は是非チャレンジしてみてはどうでしょうか。
怪我のない楽しいDIYライフを!

関連リンク

オススメの着せ替え工具。

丸のこは切り込みの深さ(厚さ)を気にして選びましょう
僕はこの激安丸のこを使っていますが、今のところ不便な点は不満点はないかな。コスパ高めです。

DIYには必須のさしがね

合板は9mm、12mmと、厚さにも多くの規格があるので設計にご注意を。
あとは化粧板が貼ってあったり、塗装がしてあったり、防水加工がしてあったり、種類も価格も様々なのでお店で実際に見てみた方が良いと思う。

キッズ用のミニキャンプテーブルを制作!合計3つの自作テーブルが揃いました

前回のテーブルDIY記事はこちらから

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シイノキジグソーで木材をまっすぐ切るのが非常に難しい。
丸のこ定規と同じ要領で作ってみたものの、少しづつずれていってしまうのです。なにか良い方法があるのか、刃を変える等で対策出来るのか……
少し調べてみようっと。

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