逃げ出したっていいじゃない
に公開して、2018/09/07に加筆修正したOutdoorの記事
こんにちは。シイノキ(@info_misatopic)です。
2018年は月イチでキャンプに行くぞ!と張り切っていたのに5月を最後に途絶えていました。
ずいぶんと行けていないので、夏休みキャンプは2泊3日で行きたい!
長女に伝えると、「2泊?!やったー!」とノリノリ。
前々から気になっていた、北関東にあるとある森のキャンプ場に行ってきました。
いろいろあったけど、すんごい気に入ったので明確な場所は控えさせてください。せこいでしょ。
この記事のざっくり概要
当日は日本列島は低気圧に覆われ、あいにくの雨。
どうにかなるだろうと思って出発したものの、雨脚は強まるばかりで、現地に到着するころには土砂降り。
「ほんとに、どうしてパパはこうなの?」
と小1の長女に怒られたのだけど、理不尽極まりない。
車一台がギリギリの山道。
キャンプ場あるあるですよね。
今日のキャンプ場に到着。
このキャンプ場、決して広くはないんですが、受入組数をだいぶ絞っていることもあって使用スペースが超広大。
オーナー曰く
「せっかくキャンプするのに、ごちゃごちゃは嫌でしょ。」
この日は50%程の予約率でしたが、1グループテニスコート1面くらい使えそうな勢い。
小降りになったけど、いつまた本降りになるかわからないので急いでタープを設営。
進んでペグうちを手伝ってくれるようになった長女が頼り強い。
本日の我が家完成。
コールマンのビラデルマーリバイバルと、DODのチーズタープの組み合わせ。
ポールはメインポールにFIELDOOR アルミテントポール(280cm(撮影時は240cm))、サブポールにSoomloomのウイング用240cm(撮影時は180cm)を使ってます。
チーズタープは500cm×500cmと、レクタタープとしては最大クラスのサイズ。
ビラデルマーリバイバルの出入り口が両サイドにあるので、今日のような雨の日にはこれくらいのサイズがないと出入り時に濡れてしまうんですよね。
名前とロゴマークのサイズ以外はお気に入りです。
ビラデルマーリバイバルの室内は6畳間くらいありそうな勢い。
写っている範囲の倍くらいのスペースがあるので、就寝スペース+テーブルを置いてプチリビングくらいは設置出来ますね。天井高も240cmあるので、大人が立っても余裕です。
三連窓がかわいらしい。
ひとつ難をあげるとしたら、照明をさげるループや小物収納などの装備がない点かな。
遅い時間の到着になってしまったので、長女と急いで飯の用意。
積極的に手伝わせます。
今日のご飯はキノコごはん。
長女はキノコが嫌いなんですが、不思議ですよね、キャンプだとバクバク食べる。
アウトドアって、全ての面において普段よりもハードルが下がる気がします。お隣さんとのコミュニケーションだったり、食べ物の好みだったり。
暗くなってしまう前にキャンプ場周辺を散歩。
テント脇の斜面を降りていった先に美しい川が流れていました。明日は釣りをしてみよう。
夜に備えて薪を購入。
コンテナ詰め放題で500円。オーナーによると、火持ちの良い広葉樹の薪なのでこれだけあれば十分とのこと。
焚付に使えそうな端材は、倉庫から好きなだけ持っていって良いよという太っ腹仕様。
今回は、この新焚き火台Gravity-Equipmentの実践デビューも目的のひとつ。
いやぁもう。炎で浮かび上がる鹿がかっこよすぎる。満足度高いなコレ。
子どもたちは就寝。
パパはひとり焚き火を楽しみながら、明日の釣りの準備をします。
キャンプ場の朝は早い。
5時には目が覚めてしまいました。昨日よりは青空が覗くも、山の天気はコロコロと変わり、降ったりやんだり。
竿を持って、テント脇の斜面を降りて川へと向かうと、森の中でガサゴソパキパキと物音。
おや……あの黒い影は……?
子グマ!!!
めっちゃこっち見てる!!
・母熊が近くにいる可能性
・背中を見せて逃げてはいけない
・ツキノワグマは時速50km以上で走るらしい
とかなんとか色々と記憶を引き出しながら避難。
火をおこしていったん落ち着くことに。
あの距離感で野生のクマと出会ったのはさすがに初めて。
子グマとは言え、少しだけ見せた動きから、重量感・俊敏性のポテンシャルの高さが伺えて、本気を出されたらひとたまりもないなというのを肌で理解。
近くに母熊がいるとして、子グマを守るための敵意を見せられたら逃れる術がない。こえぇ。
しかし、正直、『ちょっとラッキー!!』という、拭えぬ感覚があった。
ふと空を見ると虹が出現。
やはりラッキーだ。虹とクマが見れたぞ!
オーナーに伝えると、
「クマ見たのか?その子グマは母親に捨てられた子グマなんだ。よく出るんだけど、見られたなんて運が良かったなぁ。」
とのコメント。その子グマと俺の見た子グマが同一子グマかどうかがわからなくない?ってのは飲み込んだ。
この日の気温は日中で16度。
色づいた紅葉もチラホラ。
足元には栗。
下界は猛暑が続いているけど、山の中には秋の足音。
水場小屋はとても清潔でキレイ。
オーナー手作りの燻製器や
ピザ窯、炊飯釜なども置いてある。
使い方もイラスト付きで。
トイレもとってもキレイ。
造り手であるオーナーのセンスから、なんかクリエイティブの香りがする。
ファミリーキャンプで子どもたちにミッションを与えるようにしてみた。その目的と効果は?
先日書いた、キャンプで与える子どもたちへのミッション。
今回はキャンプの絵と、魚を釣ること。
特別な才能の片鱗はいまのところ感じないけど、よく描けてるんじゃないかなぁ。
そして近くの釣り堀。
区分けされた河川に放流されたニジマスを狙います。
ニジマス×4尾・ヤメ1尾の釣果!
その場で焼いてもらいます。
ヤマメは抱卵していたらしく、こちらも出してもらえました。
子どもたちには、生命をいただくという意識も持ってもらえたら嬉しい。
個人的には、ヤマメの方が身がしっとりとしていて美味しい。
とは言え、釣りたての清流川魚の美味しさはどちらも格別。
このあとは、近くの日帰り湯でのんびり。。。
2泊キャンプならではのゆったり感。
この日は20時頃に雲がパーっと引いて星空が現れてくれた。
数え切れない数の星がキラキラ。
肉眼で天の川も確認出来た。
あぁ、こういうときは広角レンズが欲しいなぁ。
α7II用には、まだ50mm単焦点しか持っていないのだ。
しかし、
「この辺クマがいるかもな」というのと
「この辺にクマいたな」という確証を持って過ごす時間はまるで別物。
揺らめく影に毎回ビクビク。
3日目の朝。
やっとのことで朝から晴れました。
「通常は12時チェックアウトだけど、次の予約もないしゆっくりしていきなよ」
との言葉に甘えて今日はキャンプ場でのんびり。
沢で水遊び。
クマがいたとこの近くだけど、
「一度人間見た場所にはしばらく来ないよ」
とのこと。
水の美しさがハンパない。
下流まで流れてくるまでに、あそこまで汚してしまうというのはヒトも罪深いなー。
子どもたちは砂遊びも楽しいようだ。
パパは対クマ用に流木で武器を作成。
うん。絶対勝てないわ。
個人オーナーのこのキャンプ場。
クマは出ましたが、数組限定のスペースと居心地の良さ、設備の美しさ、環境の良さが最高で、個人ランキングNo1になりました。
なので、秘密にしておきたい!というセコい考えから、名前と場所は秘密。
「昔はもっと自由に緩くやってたんだけどね。人が増えると色々あるよ。」
と、オーナー。大人達で飲んで騒いで子供がどこでなにしててもほったらかしのファミリーキャンパー(子供を注意したら不快そう顔をされた)や、チェックアウトの時間は自由にと伝えたら夕飯まで作り出したキャンパーさんなどなど、色々いたそうです。
その結果、いろいろとルールを作るしかなくなったと。
「キャンプ中は楽しんでもらいたいから、なにかあっても注意は帰り際にするんだけど、そうもいかない時もある」
と残念そうな顔をしてました。
薪以外は燃やさないように、(空いてるから)チェックアウトは15時と、当たり前のように伝えてもらったルールを、ちょっと申し訳なさそうにしていたんですよね。
こちらとしては、あって当たり前のルールだと思うんですが。
ブームでキャンプ人口が増えていて、一部のキャンプ場では盗難が頻発していたりとか、予約とるだけとって無断キャンセルで来なかったりとか、なんだかとんでもない話も耳にするようになりました。
自分が清廉潔白なキャンパーだとは言えないし、うっかりマナー違反してしまったりすることもあるんですが…。
「ありがとう、またおいで」
帰り際、そう言っていただけてよかった。俺はまた、うちの奥さんが夜中うるさくて怒られているのかと…
ほんとに良いキャンプ場で、夏は毎年二泊でここに来よう!と心に決めました。
来年はオーナーに釣りを教わろう。ピザ窯や燻製器も使わせてもらいたい。
帰り道のお蕎麦屋さんで頂いた十割蕎麦がまた絶品でした。
長女が
「おいしすぎる!このキャンプ場来た時はさ、絶対またここに来ようよ!」
とリクエストするくらいの美味しさ。
イワナの天ぷらとか、お前が一番良いモノ食ってんだから、そらそうよ。
キャンプ場、とりあえず予約しまくっておいて行けなくなったら直前キャンセルor無断キャンセルするっていう人がいると聞いて、個人的にかなりびっくりしてます。
天気以外の都合が確定してから空いているキャンプ場を探すっていうのが当然の流れだと思ってました。そんなん、やったらあかん。絶対あかん。
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