逃げ出したっていいじゃない
に公開して、2021/02/11に加筆修正したCameraの記事
こんにちは。
シイノキ(@info_misatopic)です。
趣味で写真を始めたのは、フリーター卒業記念に社会人初任給で一眼レフを買った2006年頃。
あれから15年も経ったのに特にスキル的な進歩がないってのがアタマの痛い話だけど、日常を楽しむうえで欠かせないもののひとつになっています。
特に最近は、緊急事態宣言下の楽しみのひとつになっています。
散歩+カメラ=猫とか気になったもの
DIY+カメラ=物撮り
自転車+カメラ=風景写真
テイクアウト飯+カメラ=テーブルフォト
等々、プラスα的に楽しんで目的が修飾されるやつですね。
なかなか楽しくて奥が深い趣味なのでオススメです。
で、同じように『こういう機会にカメラ始めてみようかな』って方からちょいちょいカメラについて聞かれるので記事にしてみようかなと思います。
下手なくせにえらそうでスンマセン。
この記事のざっくり概要
カメラやってみたいなって思った時、最初にぶつかることって
「なに買ったらいいん?」
ってとこじゃないですか。俺もそうでした。
そして、やたらと選択肢が多い。なので、ちょっとしたアドバイスになれば。
まずは、カメラを手に入れたら、どこでなにを撮るのがメインになるのかをイメージしてみましょう。
なにを撮りたいか、どんな写真を撮りたいかってとこですね。
これで何が導かれるかというと…
と、必然的に買うべきカメラの枠が絞られてきます。
いま、いくつものメーカーから沢山のカメラが販売されてます。
えらい知識持ってる人からは怒られてしまいそうですが、大雑把にわけてしまいましょう。
・スマホ
十分綺麗な画質のカメラ
・高級コンパクトデジカメ
まぁまぁ綺麗な画質のカメラ
・マイクロフォーサーズ(ミラーレス)
結構綺麗な画質のカメラ
・(ミラーレス)一眼(APS-C)
かなり綺麗な画質のカメラ
・(ミラーレス)一眼(35mmフルサイズ)
すんげー綺麗な画質のカメラ
上から下にいくにしたがって、画質が良くなり、本体とレンズが大きく重くなっていきます。
これらの違いがなにかっていうと、カメラのセンサー(心臓部)のサイズなんです。上の写真の円の中にある四角い部分ですね。
基本、これがでかけりゃでかいほど高画質と思ってもらって多分大丈夫です。
あと、レンズにも左右されますが、センサーがでかけりゃでかいほど、ボケます。
本体が小さい=センサーサイズも当然小さいので、高い良いカメラは一般的にデカいです。
スマホはあれだけ小さいので、当然センサーサイズも小さい。
わかりやすく、iPhone(12 Pro Max)とフルサイズミラーレスの写真を比べてみましょう。
まずはフルサイズミラーレス。レンズは中望遠85mmのF1.8。意味不明ならスルーしてもOKです。
綺麗に写ってますね。ボケ方などは使用するレンズや設定でコントロール出来ます。
被写体のみを際立たせて、背景を大きくボカせるのは一眼の特徴ですよね。
個人的には、この写真はもう少し背景のボケを弱くしても良いかなと思います。
こっちが最新のiPhone。
いや、全然綺麗ですよね。
これはひとえにソフト側の進化ですね。シャッターを押したあと、撮った写真が「綺麗な写真」に見えるように、えらい補正をかけてくれてます。
最新のプリクラみたいな。
ボケもそうですね。写真を解析して、ボケるべきところをソフト側でボカしてます。すごい。
針金とかガラスとか、そういうのはまだまだ苦手ですね。
左フルサイズ、右がiPhone。
同じ部分を拡大してみました。
ちょっと意地悪な比較だとは思うんですが、細かい部分の描写はまるで違いますね。
左フルサイズ、右がiPhone。
これの注目点は、階調(色から色への滑らかさ)。
iPhoneも十分綺麗だけど、ちょっと油絵っぽいというか、ペタペタとしてます。
ここで
「いや、マジで全然違うんだな!」っていう人と
「違いがよくわからない…」っていう人に分かれたと思います。
どっちも正解だと思います。
違うなと思った人は一眼を買うと幸せになれるし、違いがよくわからなかった人はスマホで十分楽しめます。
ぶっちゃけ、違うなと思った人は変態の類です。
だって、写真をこんなに拡大する人いないもん。
前項で「一眼の写真は違うな!」って思ってしまった変態さん。
一眼は何がどう素敵なのかってのを書いていきます。
画質
まず、上にも書いたように画質。
解像度だったり、階調だったり。スマホだと白飛びしちゃったり、黒つぶれしちゃうシーンでも綺麗に撮れることが多いです。
画角(写せる範囲)
レンズを交換することで、広角レンズでめちゃくちゃ広く撮ったり、望遠レンズでめちゃくちゃ拡大して撮ることが出来ます。
最近はスマホでもレンズが複数ついたりしてますが、バリエーションが比じゃないです。
レンズによる表現力
ボケるレンズ、シャープなレンズ、色のこってりしたレンズ、あっさりしたレンズ。
何十年も前の古いレンズでレトロな写真を撮ったりすることも出来ます。
マニュアル設定による無限の表現力
本体での設定で、流れる水を表現したり、目では見られない一瞬を切り取ったり。
「どう撮りたいのか、どうしたら撮れる」に応えてくれるのが一眼の素敵なところ。
んじゃ買ってみるわ!ってなった人に、超個人的な一言を言うと、キットレンズは買わなくていいです。
なぜかというと、無難なレンズが多くてインパクトに欠けるので、モチベーションが続かないから。
ちょっとだけ奮発して、F1.8とか、F2.8とか、対応レンズの中からFっていう数値が小さなレンズを買いましょう。
めちゃくちゃボケるので、どちゃくそ楽しいです。
なんでもかんでもボカせばいいってもんじゃないって言う人もいると思うんですけど。
スカイラインGT-R買って30kmしか出さないとか、意味わからんじゃないですか。
やっぱ高速道路乗って加速感味わったりしないと、楽しくないです。
どこのメーカーの一眼を買っても、通称『撒き餌レンズ』って呼ばれる廉価なレンズがあるんですよ。
50mm F1.8とか。
キットレンズを買うより、それ買った方が確実に楽しいです。
これまでと全然違う写真撮れますから。
じゃあどれ買うかってなった時にオススメのカメラを独断と偏見で選んでみました。
デザインもかわいらしくて、持ち運びもしやすいやつ。
マイクロフォーサーズという種類で、交換レンズも超豊富。本体はもちろん、レンズも小さめなのが多いです。
フルサイズ機と比べたらセンサーサイズが小さいので画質やボケ量は劣りますが、スマホに比べたら全然綺麗ですし、レンズも多種多様で楽しめます。
上のやつじゃかわいすぎるっていう人には、かっこいい系のこっちかな。
少し奮発して上のクラスのE-M5を買っても良いかも。持ってます。大のお気に入りでした。
上のふたつのカメラにつくレンズでオススメなのがコレ。
めっちゃ薄くてボッケボケ。気軽に持ち歩くにはキングクラスなんじゃないかって思ってます。
上のマイクロフォーサーズより、少しセンサーサイズが大きくて画質・ボケ量ともに上のクラスなのがAPS-C。
初めての1台で10万越えはきっついな…って方には丁度いいお値段(でも高い)。
更に上のクラスのフルサイズとマウント(レンズがつくとこの形)が共通なので、あとでフルサイズに移行しても同じレンズが使えるのが良いところ。
ソニーならこのレンズがいいかな。
同じAPS-Cフォーマットで、最近人気の富士フイルムも良さそう。
ただごめんなさい、これは使ったことがない。でも、結構惹かれてる。
富士でよく聞くのはこの辺りかな。
カメラと言えばキヤノンさん。
ユーザーも多いし、いろんな意味で安心。んでもって、まぁまず間違いないと思います。
いきなりフルサイズいっちゃうのも手っちゃ手です。
シイノキはα7IIを使ってます。2014年モデルなので最新のカメラにはかなわないけど、中古なら7万前後から買える。
額が倍近いますが、α7cっていうコンパクトモデルも良いかもですね。
最初のレンズにはSEL50F18が良さそう。ただ、ちょっとAFは遅め。
ソニーはレンズもいっぱいあるので、他のが欲しくなっても選択肢が多いです。
個人的にはコレがめちゃくちゃお気に入りなんですけど…画角が狭いので初めてのレンズにはオススメ出来ない。
でもお気に入り。
キヤノンのフルサイズミラーレス。
こちらも最近ユーザーが多いですよね。レンズラインナップは現状ソニーには劣るかもですが、これから充実していくのは確実かなと思います。
いろいろ書いてきたけど、カメラって結局はただの道具で。
プロにスマホ渡すと、「なんだよマジかよ、ふざけんなよ、やってらんねぇよ」ってくらい良い写真撮ったりとかして、アタマ来ちゃいます。
やっぱり、良い写真撮ろうとしたら、考えて撮らないとなんですよね。
ただ、手に入れた時の
「よっしゃ!良い写真撮ったるぜ!!」
っていう高揚感ってのは、大事なんですよね。
あと、このカメラが乗ってないのはなんで?!って思う人がいるかもしれないけど、それは俺が無知だからです。
ソニーとオリンパス、キヤノンを少ししか知らない。ニコンのことはほとんど知らない。
どのメーカーのカメラにも良いところ悪いところがあって、知れば知るほど悩んでしまうのだけど、多くの場合、初心者には実際のところ関係なかったりすることが多いと思っていて。
機種で悩んでる時間がもったいないので、手にして遊んだ方が良い気がします。
まぁ悩んでる時間が楽しかったりもするんだけど。
写真を撮るとき、個人的に気をつけてるのは…
・カメラの高さ
・光がどこから入ってどこにあたっているか
・9分割構図(画面を9分割して線の交わるポイントに被写体)からスタートしてアレンジ
・対角構図(被写体を斜めに配置する)からスタートしてアレンジ
かなぁ。
立体感、奥行き、臨場感みたいなのをキーワードに色々工夫すると楽しいと思います。
毎回、撮影後に後悔するんだけど、次の機会で完全に忘れてるから俺は上達しないんだろうなぁ。。。
まずは楽しい気持ちでカシャカシャ撮ってるうちに、もっとここがこうだったらなーとか、もっとこう撮ればよかったなーとか出てくるので、それを実現するためになにをしよう、なにが必要かを考えると技術と設備が進化していくのかなと思います。
カメラ、高いけど楽しいです。
家族の笑顔やペットの写真、感動した景色とか、沢山残していきましょう。
失敗した写真でもなんでも、10年、20年、時間が経てば経つほど輝いていくと思います。
発売から7年経ってる、愛機α7II。
たかが趣味だから十分!と思って使ってるけど……α7IVが出たら買うと思う。20万半ばくらい…かなぁ。
カメラやってると金銭感覚がバカになるので、そこだけ気をつけたい。
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