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逃げ出したっていいじゃない

Alexey Ruban

納車から3ヶ月、日産セレナe-POWERとe-Pedalの使い心地、そして燃費は?

に公開して、2019/05/07に加筆修正したItemの記事

こんにちは。
シイノキ(@info_misatopic)です。

SUBARU XVから日産のセレナ e-POWERに乗り換えて、はや3ヶ月。
冬場とあって、一度だけキャンプをしたくらいで、それほど遠出も出来ていないのですが、燃費やe-Pedalの使い心地やなんかを記録に残しておこうと思います。

納車から3ヶ月、日産セレナe-POWERとe-Pedalの使い心地は?

納車からの3ヶ月間で何キロ乗ったかと言うと……たったの1000km弱!冬場だからというのもあったんですが、実はうちの奥さんがやらかしましてね……

左側面のサイドバンパーの下部・フロントドアからリアバンパーにかけてガガガーッ!!っと…。
リアバンパーに至っては、バリっと外れかけました。(無理やり押し込んである)
駐車場から出る時に縁石に乗り上げて巻き込んだようです。XV時代から6度目の自損事故……。めちゃくちゃショックです。
バンパー直すまでは遠出は控えようと、あまり乗れていなかったりするのです。
とは言え、割と時間も経ったので少し感想を。

広々とした室内空間

クラス最大級の広さを誇るというだけあって、居住性が素晴らしいです。
まぁ、運転手はそれほど広さを実感することはないんですが。
何度か後部座席に座りましたが、とんでもなく快適でした。3列目でも大きな問題はありません。

9インチのフロントモニターもデカデカとして良いです。
大型リアモニターは子どもたちには好評ですが、動いている最中にここを見ていると、三半規管の弱い(敏感=強い?)方は間違いなく酔います。

後部座席全席に用意されている折りたたみテーブルも大変重宝してます。
ただ、子どもが体重かけたりするとパカーン!と折れてしまうので普段はたたみがち。
あとはこれも子どもなんですが、テーブルにドリンクが乗っている状態でリクライニングを動かすと悲惨なことになるので注意ですね。

XVよりも遥かに積めるようになった荷室

XV時代はキャンプに行く際には置いていくもので迷っていました。
んがしかし、さすがミニバンの荷室。

すべての荷物を適当に積んでも余裕がある。

これだけ載せてますからね。
XV時代は半分くらいで溢れていました。おかげで快適なキャンプが楽しめる。

ルームミラーモニターは雨と夜間に弱い

最初は違和感しかなかったルームミラーモニターにも慣れてきました。
リアにカメラがついているので、距離感に慣れなかったです。通常のミラーなら室内が写って、リアウインドウが写って後景なんですが、ルームミラーモニターはすぐに後景。
バスやトラックが後ろについていると、鉄板しか写りません。ギョッとする。

あとは、雨と夜間に弱いです。
上の写真のように、雨粒がついているとカメラが役に立ちません。
夜間も設定上は夜間モードがあるものの、たいして性能の良いカメラでもないのでほぼ真っ暗です。
まぁでも、ワンタッチで鏡にもなるので問題はないです。

以降はe-POWERの感想

ちょっと混じってはいるんですが、ここからはe-POWERならではの感想にスポットを。
セレナの場合、ラインナップにはe-POWERとは別にハイブリッドも用意されているから違いが気になるところですよね。

気になるe-POWERの燃費

これはもうタイミング次第でコロコロ変わります。
写真のように平均燃費が44.9km/l、最高燃費24.2km/lなんていう時もあれば、5km/lなんて時もあります。

e-POWERは基本はモーターのみ、電池が減ってくるとエンジンを回して充電というサイクルで動くので、乗っている間にエンジンが動かなければ燃費は良くなります。
満充電で走行できる距離は2〜3kmと言われているので、ちょっとコンビニ行って帰ってくるーみたいな使い方だと、99.9km/lなんて数字が出ることもあるくらいです(笑

ただ、電池は減っているので次回運転時に必ずガソリン消費のタイミングが来ます。
平均すると、セレナe-POWERの燃費はだいたい15〜17km/l前後ですね(ディーラーによると、もう少し距離を乗ると伸びるとか)。
当たり前ですが、カタログ燃費の26.2km/lは厳しいです。まぁ、このサイズの車にしたら上出来。

回生ブレーキを意識して使うと燃費は伸びるようです。
なので、高速巡航よりも、回生ブレーキの発生しやすい街乗りの方が燃費は良い印象。

e-Pedal(ワンペダル)は慣れると快適

e-POWERは加減速をアクセルペダルのみで行うe-Pedal(ワンペダル)が用意されています。
これにより、目的地までブレーキペダルを踏まずに行くことも可能という新感覚ドライブ。

これ、文字や口頭で説明されても、いまいちピンと来ないんですよね。
でも、乗ってるみると
「なるほど!!」
と理解出来ます。アクセルペダルを弱めると、回生ブレーキが発生、電池を充電しながら減速して停止まで行えます。
慣れるまでは完全停止までの加減がわからないんですが、30分もすると把握出来ます。

右足をアクセルペダルとブレーキを行ったり来たりさせることは疲れる行為だったんだなと、初めて実感しました。
ワンペダルは快適極まりないです。

もちろんブレーキも使うことは可能、むしろ緊急時はブレーキ使わないと駄目です。

ドライブモードはSモード一択

e-POWERならではの特徴として、ミニバンサイズに見合わぬ加速力があります。
ノーマルモード(ワンペダルじゃない)、エコモード、Sモードというドライブモードがあるんですが、Sモードの加速力がとても気持ち良いです。
エコモードの方が燃費が良いのかと思いきや、そんなこともなく。
それなら常時Sモードでいいだろ!ということで、僕はSモード一択で走っています。

超絶静粛性と、いまだに慣れない操作系

いまだに慣れないのがコレ。最近、プリウスの操作系が難解なんじゃないかと話題になっているのと同じ感じかな。
パーキングはボタン、サイドブレーキは電子式。
これは僕がトロいってのもあるんですが、近い場所に『P』と書いてあるボタンが2つあるのが良くないです。
それと、Bってなんぞ???っていう。
BはブレーキのBで、山道の下りなどでエンジンブレーキを強めにかけるためのレンジだそうです。

あと、良くも悪くも始動があまりにも静かなので、電源がONになっているかどうかがわからない。
Pボタンを押したあと、子どもや奥さんとチョロチョロっと会話をすると、
「あれ、いま電源ついてる?消した?あれ?」
となったりします。
一度、ギアをパーキングに入れずにAUTO HOLD(ブレーキを踏んでいなくても停止している)の状態で電源を切ろうとして、何度ボタンを押しても警告音が出て戸惑ったことも。。。

静かと思いきやうるさい

モーターで動いてる時はめちゃくちゃ静かなんですよ。
なんなら、助手席に座ってる人の呼吸音が聞こえるくらいに静か。
んでも、電池が減ってくると自動で動くエンジンが回り始めると、途端にうるさいです。
ボリュームはたいしたことないんですが、普通の車ならアクセルとエンジンの回転数がリンクしてるじゃないですか。
踏めば回る、離せば落ちる。
e-POWERは運転手の感覚とは全く別の所で、突然「ブモーーーーーー!!」と全力回転します。
まぁ、すぐに静かになるんですが、まわってる間は不快っちゃ不快です。

3ヶ月乗ってみて、e-POWERは買いだったか

通常のハイブリッドモデルよりもちょっと割高になってしまう、e-POWER。
3ヶ月間乗ってみて買いだったか、ハイブリッドでも良かったかというと……。
e-POWERで良かったんじゃないかと思っています。

充電時のエンジン音は確かに不快なんですが、モーターだけで動いている時の
「スィーーー……」
という独特の静粛性と魔法のじゅうたんのような感覚は、同乗した誰もが驚きます。ハイブリッドでも味わえるっちゃ味わえるかもですが、これがe-Pedalでの運転感覚と組み合わさると、未体験の楽しさ・快感みたいなものがあります。

もしe-POWERに興味ある方がいたら、是非ディーラーで試乗してみてください。
「あーなるほどね。こういうことなのか!」
っていう独特の腹落ち感が楽しめると思います。

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シイノキXVとの別れを涙で迎えた長女は、いまだにオレンジのXVを見ると切ない顔に。
そう言えば、僕もむかし、フェアレディZの前で「この車じゃないと嫌だ!」っつって珍しく泣いてディーラーに居座ったことがあるとかなんとか。
遺伝なんですかね(笑)

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