逃げ出したっていいじゃない
こんにちは。
シイノキ(@info_misatopic)です。
携帯電話にカメラが搭載され、スマホ時代になって進化が加速。
いまやフィールドは空にまで広がって、一般の人がドローンで空撮を楽しめる時代になりました。初めて携帯電話にカメラが搭載されたのは1999年ということなので、20年でここまで来てしまったんですね。
写真撮影はもちろんのこと、動画撮影もすっかり一般の人々の生活の中に溶け込みました。
保存容量を食うという理由で動画はなかなか撮らなかったシイノキも、子どもが生まれて以来、結構撮るようになりました。
舌っ足らずな感じだったり、パパにつきまとってニコニコする姿って、ほんとに数年ですもんね。出来るだけキレイに撮っておきたいところ。僕の頭はポンコツなので次々に忘れてしまうし。
そこで以前購入した、DJI社のOSMO MOBILE2。
こいつがとてつもなく優秀なガジェットで、スマホで撮影する動画がヌルヌルに滑らかに。
発表会、運動会、サッカー大会、普段の公園遊びや旅行やキャンプなどで大活躍しています。
そのOSMO MOBILE2を販売しているDJI社から、2018年末に大激震の新商品が発売されました。
こいつです。OSMO POCKET。
手持ちビデオカメラの再発明とも言われる、この商品、実は超コンパクトなサイズで4K撮影が可能な高画質ビデオカメラ。しかも手ブレのほとんどを打ち消してくれるジンバル機構を備えているという代物。
ずっと気になっていたんですが、うっかりポチっちゃいました。
この記事のざっくり概要
家族が寝静まったリビングで、毎晩YouTubeでレビュー動画を見ていたんですよ。
これいいなーすげーなーっつって。そうしてる内に、会社の同僚が言っていた
「気に入らなければ売れば問題ないっす」
という悪魔のささやきを思い出してしまい、気付いたら思い切ってクリックしてしまっていました。
妻のみさ子さんに気づかれないように段ボールを開けて、小さな箱をフリースのお腹にススッと隠して庭へ脱出(結果バレバレでしたが)。
パカっと開けます。うわ、小さい。
どれくらい小さいかっていうと、長さで言うとボールペンより短いです。
同梱物は
・充電ケーブル
・スマホ接続ソケット×2(USB-C・Lightning)
・ケース
・ストラップ
・乾燥剤シリカゲル
手に持ってみるとこんな感じ。
こちらがわにはマイクロSDカードのスペース。
充電、PC接続用のUSB-Cソケット。
中央部の端子はスマホとの接続用のアダプタが脱着出来ます。
あとでいろいろオプションパーツが出てきそう。
ケースはこんな感じ。内側はスエードのような生地が貼り付けてあり、本体を保護してくれます。
接続端子、充電ケーブルの穴もしっかり開いていますね。
ストラップは本体ではなくケースに装着します。
SDカードは同時購入でSAMSUNGの128GBを買いました。
スッと入れて電源オン!
機器が未アクティベートって出てますね。そう、Osmo Pocketは単体では使えないんです。
使えるようにするにはアプリをダウンロードしたスマホを接続して初期設定をしないといけません。
さっそくこんな感じで接続してアクティベートを進めます。
以前Osmo Mobileを購入したときにDJIアカウントは作成済みなのでIDとパスワードを入力してサクッと完了しました。
完了すると、スマホ画面での使い方をレクチャーしてくれます。
これは親切。ヨー軸・ピッチ軸がなんのことかはわからないですが、まぁ追々わかるだろ!とスルーしました。
桜が咲いているという噂を聞いて、都内の公園にテスト撮影に向かってみた。
肝心の桜はちょろっとだったので動画にはおさめていない。
試し撮りしたやつ。 pic.twitter.com/OU6YWJXyZq
— シイノキ🌳三郷市地域ブロガー&ファミキャンパー (@info_misatopic) 2019年3月18日
ブレを吸収するスタビライザーとしての性能は当然として、画質もとてもキレイ。
この映像はTwitterにあげたものなので圧縮されてしまっていますが、撮ったままのデータは4Kでなくても大画面のテレビでもものすごいキレイです。
パノラマ機能もついていて、撮影ボタンを押したら黙ってるだけでクイックイッと首を動かしてパノラマ写真を生成してくれる。
動きがかわいすぎる。写っている高速道路みたいな人工物があると、継ぎ目がわかっちゃうかも。
静止画でもいける高画質。
iPhoneと組み合わせることで、こんなローアングル写真もいけちゃう。
これは面白い。
届いて間もないので撮影例は少ないのだけど、今回はこんな感じ。
今後も良い感じのものが撮れたらブログに書いていこうと思います。
思う存分試してみたぜ!というわけにはいかないものの、ちょっと使ってみてこんなところが気に入った!って点を少し書いていってみようと思います。
もう、まずはこれですよね。
わずか116グラムの手のひらサイズ。どこへ行くにも持って行くのをためらうことのないコンパクトさが素晴らしいです。
その名の通り、ポケットにぶっこんでおけますからね。
モノグサのシイノキが言うのだから間違いないです。僕がどのくらいモノグサかというと、玄関から出た時に家にスマホを置いてきたことに気がついてもそのままでかけます。
でかいし重いしあってもなくても困らないからいいやと。
ポケットにつっこんでおけるということは、出すのも簡単。
「あ、これ動画に撮って……めんどくせ」
ということにならないんです。サッと取り出して電源ボタンを押したらすぐに撮影出来る。
チャンスを逃さないって言うと大げさですけど、撮影のハードルが低いですよね。
設定画面を見ると専門用語とかいっぱい出てきはするものの…。
本体についてるのは2つのボタンだけ。電源つけたら撮影ボタン。
これだけで手ブレがゼロに近いプロ品質の動画が撮れちゃいます。
他の機能は、もっとああしたいこうしたいっていうのが出てきたら調べればいいんです。
機械が苦手な人でも問題なし。うちのオカン(64歳)にも任せられるレベルです。
たまにあるじゃないですか。
写真撮ってたり動画を撮ってたりするときに電話がかかってきたり、撮影中になにかを検索したくなったりする時って。
そんな時、スマホだと撮影を中断せざるをえないんですが、スマホはスマホ、動画はOsmo Pocketといった具合に役割を完全分担出来るのがノーストレスです。
よくあったのが、妻のみさ子さんに「動画撮るからスマホ貸して」って言われて貸したものの、返ってくるまでの間を持て余してしまうというケース。
あと、貸したスマホがいつになっても返ってこないので
「俺のスマホどこよ」
と聞くと
「あー、借りたまま車の中に置いてきちゃった。取ってくれば?」
みたいな事案ですね。これがなくなる。
これは撮影機器云々というよりも、妻の性能か…。
モニターをダブルタップすると、タップした場所にカメラが固定されます。
んでもって、そのまま移動するとカメラが指定した場所を撮り続けてくれるんですよ。
あと、同じ追従系のフェイストラッキング機能。これが活きるのが子どもの撮影で、子どもの動きを追って撮影をしてくれます。これがかなり優秀で、結構な動きにも対応してくれます。
もう、お子さまを持つ家庭には全力でオススメしたいです。
でっかいハンディカムなんて買っちゃダメです。あれを買うならOsmo Pocket一択だろ!ってくらい素晴らしい。
Osmo Mobile2も素晴らしい製品でした。
んが、これの欠点はサイズと存在感。機器そのもののサイズもさることながら、スマホを装着した時の、日常空間における存在感がすごいんですよね。あれ持って撮った映像、向こうから歩いてくる人の半分以上がカメラに目線を向けてます。
「うわ、なんかおる。」
っていうやつですね。
当然、“撮られている”という意識も出るので、被写体の動きから自然さが消えてしまうんです。
子どもを撮る時なんかがわかりやすくて、スマホを向けるとピースしたり手を振ったり。
まぁ、それもかわいいからいいんですけど、撮る側としては遊んでいる風景を撮りたかったなーみたいなことがあります。
Osmo Pocketのサイズなら本体の75%くらいが手のひらの中です。
変に気づかれることなく撮影することが出来ちゃいます。
なんか書き方がアレですが、盗撮はダメですよ。
盗撮に使うにはバレバレっす。バレるからダメなんじゃなくて、倫理的・法律的にダメです。
スマホで動画や写真を撮る時ってスマホの上下を手で挟む状態になると思います。
誰かとぶつかってしまったり不意に落としてしまうリスクがあるんですよね、あの状態。
スマホを落とした時の惨劇たるや……。表裏がガラスの場合なんかは考えるのも嫌。
でも、OsmoPocketの場合、握り込んで撮影するスタイルになるので、落下のリスクがまずないです。
この小ささの割に物としての密度感はしっかりしているので、軽さのあまり落としてしまうことも少ないように思います。
既に多くの周辺機器が発表&発売されています。
リュックの肩掛けにくっつけるためのホルダーだったり、自撮り棒に取り付けるためのパーツだったり。
あとは、広角レンズなんかも出始めましたね。
今後も防水ハウジングだったりも予定されています。
アクションカメラのGoProのマウントパーツが流用出来るやつなんかも出ているので、車載してみたり組み合わせ次第で可能性が広がりますね。
すごく地味な点なんですが。
撮影したデータはSDカードに保存されており、編集したりSNSにアップするには一度スマホにデータを移動しないといけません。
Osmo Mobileの時はどのデータをカメラロールに移動したのかがわかりにくかったんですが、Osmo PocketのDJI Mimoアプリでは、移動済みのデータにはチェックマーク(サムネイル左上の青いやつ)がつくのでわかりやすい。
データ管理がしやすいのは大変捗ります。
良いところもあれば悪いところもある。
ということで、ちょっと気になったいまひとつだったところも挙げておきます。
下部に三脚穴があればタイムラプス(コマ送り)動画とかもサクッと撮れるんですが、ついてません。
別売りのマウントパーツを購入するしかありません。
まぁでも、解決手段があるってことで致命的な欠点にはなりませんね。
画角(映る範囲)が狭い…と言われると確かに狭い。
ですが、一般的なスマホと同じくらいの範囲は撮れるので個人的には問題ありません。自撮りをするには確かに狭いですね。
自撮り棒とマウントを用意すると解決しますが、良いところに挙げた『違和感のなさ』が犠牲になります。
棒の先っぽにちっちゃいカメラつけた人が歩いてると、
『ん。なんかおる。』
ってなります。心臓が強い人は問題ないですが、忍んで生きたいタイプの僕には厳しいです。
ちょっと画質に不安がありますが、広角レンズアタッチメントでも解決出来そうですね。
このサイズなので仕方ないんですが、モニターは映像を確認するには小さいです。
撮影中の目安程度のものだと思ってください。撮影した映像を確認するときは、手間なくスマホを接続出来るのでスマホで確認しましょう。
転送速度もSDカードの性能に依存するかもしれませんが、問題無いレベルです。
本体サイズは大きくなってしまいますが、スマホをモニターとして撮影することももちろん可能です。
アクションカメラのような堅牢な防塵防滴機能はありません。
せめて防水があれば雨の日なども安心だったんですが、可動部も多いし仕方ないところなのかな。
ファミリービデオ、YouTube用ビデオ、旅の記録ビデオ、友だちとの日常ビデオ。
動画を撮影する機会のある人は予算が許されるのであれば持っていて損はないです。
小さなセンサーなので一眼動画のようなボケは期待出来ないですし、カメラとして至らない点もいくつかはあるものの、携帯性・機動力が欠点を補って余りあります。
ただ、防塵防滴のアクションカメラGoPro等と迷ってる場合は、ご自分の用途と照らし合わせて熟考したほうがいいかな。
ファミリー撮影でのスマホ、ハンディカムの代替としては最適解に近い気がします。
いまやってみたいのはキャンプ場での星空モーションタイムラプスとか、固定しながらの夕焼けタイムラプス。
地域ブログもやってるので、地元のイベントの映像も気軽に撮って歩きたい。
YouTube始めるか……。いや、ないな。
Osmo Pocket、モバイルカメラとしては完璧な出来なんじゃないかと思っています。
こうなってくると、2、3と次世代機への期待感もハンパないですね。どうしてこれを日本のメーカーが作れなかったのか…!という悔しさがあります。
でも、SONYが出してたら10万円超えてたかもしれない(笑
動画バンバン撮りたい。
ついでに編集スキルも身に着けたいし、上達すれば公開もしていきたいなーと思ったり。
僕の場合はないですが、これがきっかけでYouTuberデビューするっていう人も出てくるんじゃないかなぁ。
DIY
Column
Bike
Bike
Bike
Bike
Bike
Bike
Camera
Bike
Column
Bike