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逃げ出したっていいじゃない

Alexey Ruban

【鼻中隔弯曲症&副鼻腔炎で入院&手術】鼻にハリガネをつっこんで取れなくなった事件 #完結編

に公開して、2019/03/08に加筆修正したColumnの記事

こんにちは。
シイノキ(@info_misatopic)です。

長かった副鼻腔炎&鼻中隔湾曲症シリーズも、二週目以降、それほど大きな変化がないということもあって一旦今回で終わりにしようと思います。
完結編です。再発さえしなければ。。。
では、二週目以降の様子をザーッと書いていきます。

手術後二週目以降、痛みも少しづつひいて手術の恩恵を感じるように

前回、術後一週後に、鼻の中に縫い付けられていたシリコンプレートを除去しました。
このシリコンプレートは、曲がっていた鼻中隔を矯正するためのもので、鼻の中にある間は違和感と痛みがすごかったんですが、除去してもらってからはすっかりスッキリ。
ポリンキーと同じくらいの面積だったので、そら違和感も痛みもあるはずです。

二週目以降は服薬と鼻洗浄の毎日。
鼻洗浄を始めた当初は、毎回かならず血の塊が排出されていました。だがしかし、これが日々綺麗になっていくのです。
赤茶けた液体から、少しづつ赤みが消えていき、黄色っぽい液体→透明な液体に。
まだまだなにかしらの塊は出てくるものの、改善を体感しました。

ある日、ボディシャンプーの強い香りに気がつく

ある日、シャワーを浴びていると、急にボディシャンプーの良い香りに気が付きました。
使っているのは入院前と同じもの。
「このボディシャンプー、こんな香りだったんだ!」
という驚きと感動。
気がつくと、手術を行った左の鼻がすっきりと通るようになっていたのです。明らかに術前よりも吸気性能があがっている。

二週目の検査前にトラブル

鼻洗浄を始めてから、鼻の中が気になって毎日鏡を見てチェックしてました。
鼻をクイッとあげて、スマホのフラッシュを点灯して鼻の中を覗くと、光の届く範囲内にいろいろ見えるんですよね。汚れてるなーと思ったら鼻洗浄をするというパターンで日々を過ごしていました。
んで、プレート除去&抜糸後、鼻の中に妙に太くて長い毛を発見したんです。一度発見したら、気になっちゃって気になっちゃって。

発見から二日後くらいに、
「よし、これクイッと引っ張り出そう!」
と決意して、細いハリガネで上の図のような引っ掛け棒を作りました。

これを毛にひっかけて引っ張り出したらハサミでチョキンと切ってしまおうと。
上の図のような感じですね。

で、風呂で鼻洗浄の前に全裸で鏡を見ながらハリガネを鼻の穴に突っ込んで、中を傷つけないように慎重にひっかけて引っ張りました。ところが、引っ張っても引っ張っても全然出てこないんですよ。なんなら、ちょっと痛いし。
実は決行する前に
「でもこれ、もしかしたら鼻毛じゃないかも…?」
って思ってはいたんですよね。

これ、さてはシリコンプレート縫い付けてあった糸の残りだな…。
気づいた時は時既に遅し。縫い付けてある糸なので、引っ張ってもなにしても出てくるわけがなく。
ひっかけたハリガネがどうやっても取れません。

鼻の奥から取れなくなったハリガネを、全裸でプランプランさせながら途方に暮れました。
このプランプランが、非常にこそばゆくて。くしゃみが出そうになるんですが、この状態でくしゃみなんてした日にゃ、どんな惨事になるかわからない。
早いところ外さないといけないし、これ下手したら病院行かなきゃいけないんじゃないかと。冗談じゃないです。40歳ですよ僕は。
確かリビングに小さくて長いハサミがあったと思い、取りに行くことに。

全裸で、鼻の穴からハリガネをプランプランさせながら前傾姿勢で出てきた僕を見て、
「はぁ?ちょ……鼻www なに、どういう状態?なにしてんの?」
と動揺する妻のみさ子さん。

「話すと長くなる。とりあえず放っておいてくれ。ハサミはどこだ。」

戸惑う妻を軽くかわし、ハサミを探し出して、おそるおそるチョキチョキ。
何度も失敗したあと、無事にチョキン!と切ることが出来た。冷静になってから、上着を着るのはハリガネがひっかかりそうで怖かったけど、パンツは履けたなと反省した。
ていうか、『切っていい糸だったのかコレは』という不安で胸が満ちる。

妻のみさ子さんに、ことの経緯を説明すると
「ほんっっっっとに…ほんとにアホだね。明日病院に電話しなよ!」
と叱られましたが、
「なんて説明すんだ!鼻にハリガネ入れて縫い糸切っちゃったってか!そんなん絶対『なんで!』って言われるだろ!!」
と逆ギレすると
「そんなもん知るか!!あたしも聞きたいわ!!」
と再度怒られました。ごもっとも。

数日後の検診で先生に相談してみた

数日後、二週間目の検診があったので、先生に相談することに。
「…あの…糸、鼻毛だと思って切っちゃった」
だいぶ説明を端折りました。恥ずかしいわ。
『また随分奥の糸切ったね…。じゃぁ抜いちゃおうか。』
と、ピンセットのようなもので抜糸を試みるも、鼻の肉に埋まりかけた糸をつかめずに苦戦。
「あ゛あ゛あ゛!いで!!いで!!!」
っつって、数分後に無事抜糸。
余計なことをしたために、余計な痛みを味わうことになりました。

マジで、余計なことしないほうがいいです。
気になることがあったら勝手なことしないで先生に相談しましょうね。

術後二週目以降は日に日に良くなった

このハリガネプランプラン事件、実は回復具合も表しているのです。
術後一週間の間は、痛みで鼻を触ることすら出来なかった。それが、鼻の穴にハリガネを突っ込んでみようという気持ちになれたというのは、順調に状態が良くなっていたからに他ならない。
まだまだ鈍痛は続いていたものの、痛み止めを飲むこともなくなっていました。

吸気性能があがったおかげか、夜もよく眠れるようになった。
術前に悩まされていた、ポリープが原因と思われる目の奥の痛みや頭痛も現在までのところ一度もない。なんせ、ひどい時は痛みのあまり手のひらで左目を強く押し込みすぎて前が見えなくなっていたくらいだったのに。

副鼻腔炎&鼻中隔湾曲症の苦しみ、術後の痛みは二週間まで。
個人差はあれど、40歳の不摂生のオッサンはそうでした。
手術をためらっている人、術後の痛みに悩まされている人の参考になれば嬉しいです。

術後一ヶ月現在の状態

まだ、左鼻の炎症が完全には治まってないです。
ただこれは術前からの症状なので、別途相談してみようかなと思っています。三週目の執刀医さんの問診結果も良好で、次回診察は4月に入ってから。
以降はなにかあっても近隣の耳鼻科医での診察で問題ないでしょうと言われています。
鼻洗浄は毎日はつらいので2〜3日置きに行ってますね。
呼吸はどえらい快適です。頭痛も一度だけあったけど、術前と比べると随分軽いもの。

懸念事項は、吸える空気の量が多くなったことで花粉症などの症状が重くなるかもということ。
スギ花粉には今の所アレルギーはないんですが、毎年5月6月くらいになるとなにかしらの花粉アレルギーが出るのでちょっとだけビビってます。
ちょうど3月に会社の健康診断にアレルギー検査を追加したので、原因の究明と対策をしていこうと思っている次第。

手術して良かったか悪かったかをぶっちゃけると……
いまのところ良かったですね。費用のダメージがあるので、80/100点といったところ。
頭痛がないだけで気分が良い!集中力が増すなんて話も聞いてはいましたが、そこに関しては体感ゼロです。たぶん、生まれつきゼロなんでしょう。

小学生の長女の朝の見送りにも復帰しました。
妻のみさ子さんには朝の負担をかけてしまった。もうちょっと早く復帰出来たと思うのだけど、なんせ快眠快眠で起きれなくて甘えてしまいました。
あと、花粉症と副鼻腔炎・蓄膿症にはなたまめ茶がいいって良く聞くので試してみようかと。

手術すれば必ず良くなる!とは言えないんですが、一例として症状が良くなったおじさんがいるというのを記しておきます。
副鼻腔炎・蓄膿症、鼻中隔湾曲で悩まされている方は、(お医者さんの診断があれば)手術をする決意をするというのも良いかもしれないです。

副鼻腔炎シリーズ|dropout! -いらんことから逃げ出して日々を楽しむブログ – DIYとアウトドア、日々の暮らしとその道具

これまでの経緯は上記リンクからどうぞ。

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シイノキでもまぁ、手術と入院はしばらくいいやと思っています。
鼻も治ってきたので、今度は健康診断で指摘されている脂肪肝をどうにかするために運動をしようと思います!

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