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逃げ出したっていいじゃない

Alexey Ruban

CANDY HOUSEのSESAME mini(セサミ)で我が家をスマートロック化してみた

に公開して、2019/03/06に加筆修正したItemの記事

こんにちは。
腰に鍵束を下げてジャラジャラ歩いているのを、同僚からたびたび指摘されているシイノキ(@info_misatopic)です。
これ、大人なのにやったらあかんランキングに入ってるらしいですね。
知るか。

この腰に下げている鍵はなんの鍵かというと。
家の鍵、実家の鍵、会社の鍵、車の鍵等々。まぁ確かに、このIT社会で物理鍵に寄り切ったスタイルで生活しているのも果たしてどうなんだとは思ったので、家にスマートロックを導入してみることにしました。

SESAMEのスマートロックで家の鍵をスマート化!スマホで鍵を開け締めする生活はどうなのか検証してみた

我が家の鍵は先程書いた通り、物理鍵。ディンプル型の一般的なやつです。
なので、これをスマート化しようと思うと、後付のスマートロックを購入する必要があります。

一番有名なのは、Qrioのスマートロックシステムですかね。
いろいろ探してみたんですが、ちょうどクラウドファンディングで安く買えるスマートロックシステムを発見したので、我が家はそちらにしてみました。

CANDY HOUSEのSESAMEを購入したよ

今回購入したのは、サンフランシスコに本社を構えるCADY HOUSEのSESAME(セサミ)
SESAMEを和訳すると『ごま』。「オープン、セサミ!(ひらけ、ごま)」で鍵が開くという、とんちの効いたネーミングです。

オーダーしたのは2018年の11月頃でしたが、届いたのは2019年1月末。
ずいぶんと時間がかかりました。iPhone8Plusと同じくらいのサイズのスマートな箱で届きました。

パカっと。

サイズはこれくらい。
かなりコンパクトにできています。

付属品はドアによって必要になるアジャスターと、両面テープ、説明書。
両面テープでくっつけるというアナログな装着方法に驚く人もいるんじゃないだろか。

さっそく取り付けてみた

我が家の玄関ドアにくっつけてみたところ……。
高さが合わないので、さきほどのアジャスターを使うことにします。
こうやって、鍵のノブを本体の溝に挟み込むだけなんですよ。
もちろん、通常の鍵も使えます。

で、装着したのがこちら。
箱を開けて5分で準備完了です。

あとはスマホでアプリをダウンロード

アプリをDLすると、セサミに名前をつけることが出来る。
つけることが出来るっつっても、つけたいかどうかってのは別の話で……。
僕は『内之瀬 沙美(うちのせ さみ)』ちゃんという名前をつけました。なかなか気持ち悪いですね。

DLしたら、鍵の設定をします。
鍵がかかっている状態、あいている状態を記憶させ、オートロックの設定やノック解錠・手ぶら解錠などの設定が出来ます。

鍵のオーナーなどの割り振りも可能。
ゲストっていうのは、お客さんなどに一時的に鍵の権限を預けることが出来る機能ですね。

なお、鍵の開け締めのログも保存されます。何時に誰がどうやって開けたのか、一目瞭然。
解錠(手動)が多いのは、こういうものに疎い奥さんがアプリを入れていないため。意味ねぇ。
そして、わずか数分間の間に何度鍵の開けしめしているんだ。ドアでいないいないばぁでもやっている勢い。

実際に使ってみて:1
鍵の閉め忘れが激減(てか、ゼロになった)

セサミにはオートロック機能があります。これがめちゃくちゃ便利。
解錠後○○秒後に施錠という設定の仕方なので、割と融通が効く。
最初の頃、10秒しか設定出来ないと思っていたので、ドアをあけて子どもたちに「早く出て〜」とやっている間にウイーンと施錠されるということが何度かあって、使い物にならんやん!となっていましたが、秒数が選べます。現在は30秒に設定してありますね。
最近は出かける時に施錠しないです。勝手に閉まるので。

夜、布団に入ってから「あれ、鍵締めたっけ?」ってなることがなくなったのは小さなストレスからの解放。

実際に使ってみて2
歩いて帰ってくると自動で解錠

夜、バス停から歩いて帰ってくると玄関の鍵が開いています。
近くまで来るとBluetoothで感知して解錠してくれるんですよ。これはすこぶる便利。

実際に使ってみて3
Siriやスマートスピーカーで開け締めも可能

「アレクサ、鍵あけて」
っつうと、スマートスピーカーが鍵をあけてくれます。
他にも、IFFFTなどのサービスと組み合わせれば、○○時になったら解錠とかそんなのも出来ます。

いくつかの問題点

スマートロックは地味な攻撃力で生活を便利にしてくれました。
んが、まだまだこれからの期待かなっていう点もチラホラ。

スマホを常に所持しているとは限らない

これはまぁ、ユーザー側の問題でもあるんですが。
例えば、ゴミ捨て、デリバリーの支払い、忘れ物を車に取りに行った時。
外にいる時に背後で「ウイーーーン カチャ」とオートロックが作動した時の絶望感ったらないです。
中に家族がいればいいですけど、一度いない時に鍵が締まってしまって、どうしようかと。
まぁでも、これはオートロックの時間設定である程度解決出来ると思います。

電波をなかなかつかまない

手ぶら解錠、ノック解錠(スマホをノックすると解錠)という機能があるんですが、これらはあくまでスマホとセサミが接続されている状態というのが前提。
電波状況によっては、近づいても鍵が開かないこともしばしば。
セサミがスマホを認識せず、玄関の前でスマホを何度もノックしつづけている姿は、怪しさ全開だったことでしょう。
これ、鍵使った方が早くね?っていう。

玄関に2つの鍵がある場合

玄関に2つ鍵がついているタイプの家があると思います。
そういう場合、セサミを2つ買わないと本領発揮出来ないかもしれません。
奥さんがね、セサミついてない方の鍵も締めちゃったりするんですよ。ノック解錠がうまいこといって、上機嫌で勢いよくドア開けたらガチャーン!っつって開かないという。
「アホ!!アホ!!!」
言ったりました。

スマートロック導入まとめ

不便な点もいくつかありますが、概ね満足しています。
物理鍵のなにがストレスって、鍵の締め忘れなんですよね。我が家にオートロック機能が備わったというだけで素晴らしい。
朝起きたら鍵開けっ放しだったとか、風呂出たら鍵開けっ放しだったとか、そういうこともなくなりました。
そもそもあっちゃいけないことなんですけど。

オフィスの一部にはQrioを導入していますが、使用感は概ね同じ。
興味ある方は予算感とかオプションなどを考慮したうえで導入してみると面白いかもしれないです。
そのうち声紋・虹彩・指紋とかに発展していくのかもしれないですけど、後付で気軽に設置出来るってのが良い商品ですね。
ちょっとした未来感が味わえます。

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シイノキぶっちゃけ、閉め出され経験が二度ほど。 すぐ近くにある実家に鍵を預けてあったのですぐに入れたけど、もし我が家が北海道の厳寒地域だったらと思うと笑えてくるやら笑えないやら。 ますますスマホを離さなくなりそう。

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