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逃げ出したっていいじゃない

Alexey Ruban

【鼻中隔弯曲症&副鼻腔炎で入院&手術】入院そして手術当日(1日目〜2日目) #4

に公開して、2019/02/23に加筆修正したColumnの記事

こんにちは。
副鼻腔炎をこじらせた末のポリープ(鼻茸)が腫瘍への進化を遂げつつあった、シイノキ(@info_misatopic)です。経緯は下記リンクにまとまっているので、もしご興味あればご参考までに一読いただけると幸いです。

副鼻腔炎シリーズ|dropout! -いらんことから逃げ出して日々を楽しむブログ – DIYとアウトドア、日々の暮らしとその道具

さて。
今回は、二度の術前検査も終わっていよいよ入院&手術!
ということで、入院1日目と手術のあった2日目をまとめてみました。

入院生活は大きくわけると手術を境に前編後編だった

今回のスケジュールは3泊4日。
日曜日入院の、月曜手術、火曜・水曜と様子を見て退院というスケジュール。
1日目の日曜日は、14時頃に手続きをして入院をしたんですが、正直いうと、ちょっとした行楽気分でした。
なんせ人生初入院ですからね。

はっはっは、パパこれから頑張ってくるぞ〜!
なんつってさ。
7歳長女はドライで、「いろいろ心配なことはあるけど、まぁ頑張ってよ」みたいな感じでしたが、次女は数日間でも離れるのが寂しいと泣いてくれました。

この日は21時以降が絶食。
18時頃に晩ごはんが運ばれてきたんですが、揚げ物が出るとは予想外。
ちょっとおかずの量は少ないけど、全然おいしかったです。

一日目は仕事とAmazonプライムビデオ

パソコン一台あればどこでも仕事の出来る職業。
副業や、やり残した本業などの作業を部屋でポチポチと。
ただ、4人部屋ということもあって、あんまりクリック音とかキーボードの音とかさせてると迷惑かなと思い、ほどほどに。

消灯の21時以降は、24時くらいまでAmazonプライムビデオを楽しみました。
せっかく出来た時間だから、観たかった映画とかたくさん観るぞ!と思って楽しみにしてたんですよ。小さな子どもがいると、何時間もまとまった余暇とかとれないので。
でも、いざとなると何も思いつかなくてね。
退院後に感想話そうと思って、長女が最近ハマってる劇場版ドラゴンボール観ちゃいました。
フリーザ蘇るやつ
フリーザ編以降は蛇足だったと思っている世代です。

術前の水分補給は経口補水液

手術前の水分補給は経口補水液オンリー。
絶飲食による脱水の予防、電解質バランスが崩れるリスクの低減、手術前夜の点滴が不要になる等々のメリットがあるんだそうですよ。飲めるだけ飲んでおいてくださいとのことでした。
とは言え、これあんまり美味しいものではないので、そんな飲めないです。
飲めるのは当日の朝6時まで。

【手術当日】2日目はひたすら待ち、待ち、待ち

緊張していたのか、2日目の朝は5時に目が覚めてしまいました。
6時まで飲める経口補水液も、ちょびちょび。
Amazonプライムビデオ『シン・ゴジラ』を観ました。
なんだろ、物分かりの良さへの違和感と、リアリティのなさへの腹落ち感のある映画で、面白かったです。
えらいあっさりゴジラを受け入れたわりに!っていう。

さて。手術のための衣装が届きました。
この手術着はいろんなとこが開閉出来る仕組みになっていて面白かった。
真ん中の黒いのは紙パンツ(トランクス型)。
右の白いやつは…

これ。エコノミー症候群を防ぐ効果があるんだそうです。
圧着されているすね毛が汚らしくてごめんなさい。

小学校の入学式の白タイツを思い出してしまって、何枚も写真撮ってました。
よくわからねぇ浮かれ方をした。

ここからが長かった。
「だいたい昼過ぎくらいには順番来ると思いますのでー ^^」
と11時に言われてから、15時過ぎくらいまで待ちました。
妻とオカンが付き添いで来てくれてたいたのだけど、話すこともないし帰ってもらって動画でも観た方がいいんじゃないかと思っていたけど、せっかく来てくれているのに人としてあれなので口にはしなかった。

全身麻酔がすごかった

16時前くらいに呼ばれて、看護師さんと一緒にオペ室へ歩いて向かいました。
「じゃ、頑張ってくださいね〜」
と看護師さんとお別れをして、ベッドに寝転がる。

今回の手術は、顔面左の鼻腔内に出来ているポリープを内視鏡で除去するやつ。
ただ、その際に鼻中隔が湾曲して曲がっているせいで内視鏡が通りそうにないらしい。
ということで、鼻中隔湾曲症の手術も同時に施術。
麻酔は全身麻酔。

左腕に点滴をサクッと刺され、マスクを着用。
「すぐ意識なくなりますからね」
と声をかけられて、
「そうは言っても、割と意識あるんだけどほんとに大丈夫かなコレ。あ、でも手足が痺れてきたかも。」
と思っていたら
「はい、おつかれさまでした。手動かせますか?」
と声をかけられ、
「は?今からじゃなくて、終わったの?え、マジで??」
ってなったくらい自覚ナシにスコーンと気絶。おっかない。なにあれ。
こんなに突然気を失わせられる技術が存在してんの?

そんなわけで、手術自体はあっという間に終了しました。
とは言え、オペ室に入ってからは3時間が経っていましたが。

術後は意外と余裕…かと思いきや

すんげー痛いのかなと思っていたら、術後は意外と余裕。
部屋に戻ると、先生から
「思っていたよりも腫瘍が大きかったけど、手術は無事成功しました。おつかれさまでした。」
と術後説明。
返事をしようと思ったら、異常に喋りづらい。
鼻腔内に綿が詰められている。こいつは血液などの水分を吸うと溶けて落ちてくるらしく、今後は鼻洗浄や後日の処置などで取り除いていくらしい。
事前に調べて知ってはいたけど、顔面内部からの圧迫感がすんごい。

入院後のスケジュールを確認すると、最終日の退院前の処置をするまでは違和感はとれないらしい。
もっというと、退院後翌週までは息苦しさも晴れることはないとかなんとか。

全身麻酔から醒めて、最初に確認したこと

全身麻酔から醒めて、まず最初に確認したこと。

『翌朝までお小水の管が入ることがあります』
全身麻酔経験のある同僚から
「脅すわけじゃないんですけど、あれは痛いっす。抜く時激痛っす。」
と忠告されていた、尿道の管。全身麻酔の影響で、排尿がうまいこといかなくなることがあるらしく、そういった場合はムスコから膀胱まで管が入って排尿をすることもあると手術前に聞いていたのです。
麻酔から醒めてふわふわした気分の中、
「そうだ!尿管は!尿管は入っているのか?!」
と股間をまさぐって確認しました。どうやら今回は入っていない様子!助かった!
自力でトイレに行くことも出来た。

んが、急に倒れてしまう人もいるらしく、今晩の行動範囲は四人部屋内のトイレまで。
いなくなってしまってどこで倒れてるかわからない患者さんもいるらしいので行動制限があるんだそうですよ。

痛みで眠れないという程ではないのだけど、痛みで起きてしまう程度に痛い。
あ、これ想定していたよりも痛いぞ!!鼻の中にもなにか……綿以外のものも入ってる?
と気づいたところで2日目が終了。睡眠導入剤によって、深い眠りについた。

副鼻腔炎・鼻中隔湾曲症の手術に至った経緯は下記リンクにまとまっているので、もしご興味あればご参考までに一読いただけると幸いです。

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シイノキこの時点では、当然ながら「手術やってよかった!」って感覚はゼロ。
あちこちすんげぇ痛いんだけど、これほんとに良くなんの?マジで?なにがどうなるの?っていう状態。 まだまだ希望は見えない。
ただ、隣のベッドの中学生の男の子の病状が重そうすぎて、オッサン鼻痛いくらいで弱音吐いてられないなって思った。

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