逃げ出したっていいじゃない
こんにちは。火遊び大好きシイノキ(@info_misatopic)です。
趣味のキャンプを始める前から、『焚き火』が大好きでした。
幼少時、祖父母の家は薪をくべてお湯を沸かす方式のお風呂で。お泊りの時に、パチパチと火を焚いていた祖母の背中を思い出します。
キャンプを初めてからは、当然自ら焚き火。
木々が、体内に溜め込んできたエネルギーを解放して、熱と炎に形を変えていく様子というのは、偉大なサイクルを体感出来て、こう、本能が揺さぶられるのです。
焚き火をする際に必要なのが、焚き火台。
直火禁止のキャンプ場も多いですからね。
これまで使っていたのごコレ。
ユニフレームのファイヤーグリルです。値段、品質、使い勝手、すべての面においてトップクラス。焚き火台の定番と言えばこれか、スノーピークの焚き火台と言われてます。
これといった不満もなく使っていたんですが、そろそろもう少し収納がコンパクトなものに買い替えたいなと思っていました。
焚き火台の定番という響きに抗ってもみたかったですしね(笑)
候補として気になっていたのは、スイスのメーカーが販売しているピコグリル。
めちゃくちゃコンパクトで軽いんですよ。燃焼効率も抜群で、デザインも美しい。Picogrill(ピコグリル)398・760とサイズがふたつあって、オススメは大きな760。
ただ、既に2人の友人が所持しているということもあって、今回は別の物を選びました。
この記事のざっくり概要
商品を知ったのはInstagram。
炎で赤く浮かび上がるヘラジカが、どえらいかっこよくて、構造を見る限りはコンパクトに収納も出来そう。
すぐにでも欲しい!と思ったのですが、こちらの商品は受注生産とのこと。5月末くらいに決心をして、クリック一発してやりましたよ。
Creema | ハンドメイド・手作り・クラフト作品の通販、販売サイト
現在はハンドメイド雑貨販売サイトのCreemaで注文を受け付けているそうです。
先日、ようやく発送&到着のお知らせが来ました。
Gravity-Equipment 【グラエク】さんはアイアン作家さん、木工作家さんによる香川県のガレージブランドだそうで、ひとつひとつ注文を受けてから制作されているんだとか。
届くまでに時間かかるのはやむを得ないなと思っていたんですが、包装がとても丁寧!
エアパッキン包装を取ると、緩衝包装が出現。
これをバサバサっと開けると……
中から直筆のお手紙が…!!
購入へのお礼、商品の注意事項などなど、細やかに書かれておりました。最後には一筆、僕の名前が。
商品への愛情が滲み出ている素敵なお手紙で、これは永く大事に使っていかねばならないという使命感すら湧いてきた。
こういうのって、すごくいいですよね。
中には同時購入した、床革端材を使用した専用ケースが。
これ、めちゃくちゃ安いんですよ。木工職人が端材で作ったものだからクオリティは甘い目で見てね!なんて注意書きが商品ページにはありましたが、十分です。
まずはこちらから見ていきましょうか。
床革の端材…ということですが、あまり馴染みのない言葉だったので調べてみました。
「床革」とは、「革」の3層目にあたる部位のことを指していて、動物の革であることは間違いはないものの、本革に比べると耐久性の劣る革なんだそうです。
革の下の革といいますか。なるほど、言われてみると質感が柔らかいかもしれない。
ヘラジカの焼印が入っていますね。
持ち手の部分には補強で木材が渡してあります。
なので、ペラペラとしてしまうこともないです。本体が重めなこともあって、革紐部分は若干不安かな?
シミのように見えるのは焼印の跡です。
本体を挟んで入れて使います。
てか、薄っぺら!!鉄板なのでかなり重量はありますが、これはコンパクトでいいですね。
なにも入っていないかのように見えます。
新聞紙に包まれた焚き火台が出てきました。
保護と吸湿の役目ですかね。でも、個人的に嬉しかったのは、この新聞が四国新聞だったこと。
なんか、自分の生活圏じゃないところの新聞ってテンションあがりません?
全面に来てる新聞広告の内容はなんともアレですが。なんていうか。薄毛は個性っす。
一枚の鉄板が3mm程でしょうか。10mmないくらいの厚さで収納出来ます。
スタイリッシュ。
出してみました。大と小が二枚づつ、計四枚の鉄板が入っています。
ヘラジカかわいい。マットな黒塗装もいいです。とは言えこの塗料、火にかけると剥げてしまうそうですが。。。
こういう道具は使い込んだ形跡が出た方がいいと思ってるので、その変化もまた楽しみです。
このスリットに鉄板を挿し込んでいくことで組み上げていきます。
そして庭で組んでみた姿がこちら。
かっこいい……。武骨かつ、ソリッドでスタイリッシュな佇まいに、ヘラジカの刻印の存在感が有機的な温かみを感じさせてくれます。
あっちのヘラジカ
こっちのヘラジカ。
うわー、火入れしたい!(始業前に開封してたので自重しました)
実際に薪を置いてみました。
このくらいのサイズ感です。ちょうどいいサイズですよね。ソロでもファミリーでも十分そうです。
気になるのは燃焼効率と空気の取り入れ先ですが、鉄板と鉄板の隙間が僅かに空いています。
1mmくらいでしょうか。この辺りは実際にテスト重ねているだろうし、あまり心配はしていないんですが。。。空気の供給足りるのかな。
まぁ、心配ならこれくらい開けて設置してもいいですよね。
ちょっと灰や炭が落ちてしまいそうですが。台ではあるものの、かなりの高熱を発するそうなので、使用時は下に不燃シートなどを敷くのが推奨されています。
敷かないとどうなるかというと、芝生が燃えてしまったり、土中の微生物が死んでしまいます。
何度か組み付けているうちに剥がれてしまった塗装部分。
なるほど、地金が見えちゃうんですね。実はこの焚き火台、アイアン製とステンレス製の2種類があるんですが、こちらはアイアン製。
剥げた塗装部分から錆が発生してしまうこともあるとか。
まぁ、それも味になると思うんですが、気になる方はステンレス製を選ぶといいかもですね。あちらはあちらで熱変形の可能性があるそうですが。
この焚き火台、専用の五徳や、お肉や野菜が美味しく焼ける鉄板などのオプションもあります。
五徳は網を置いてBBQグリルとしても使えそうですね。木工作家さんということで、カッティングボードなども販売されているそうです。
この辺りは、実際に使ってみて必要不必要を感じたら購入検討しようかなと思ってます。
ちょっと前から流行ってるアイアンハンガーと組み合わせても格好良さそうですよね。
真夏に突入するので焚き火をする機会も減りそうですが……ちょっと標高あげて無理やり使ってみたいという衝動で溢れています。とりあえず庭とかでやってみようかなぁ。
新しいアイテムを手に入れると、キャンプに行きたくて居ても立ってもいられなくなります。
焚き火するには暑い!というところで踏みとどまれていますね。次のキャンプ予定は、そうだなぁ。いつになるかなぁ。
予約しちゃお。
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