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逃げ出したっていいじゃない

Alexey Ruban

【ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド】約20年ぶりにやったゲームに死ぬほどハマった話

に公開して、2019/06/24に加筆修正したColumnの記事

こんにちは。
シイノキ(@info_misatopic)です。

シイノキは1979年生まれ。
任天堂がファミリーコンピュータを発売したのが1983年。まさにゲームと一緒に成長してきた世代ではあるんですが、20歳過ぎくらいに一度ゲームを卒業しました。
当時はバイトも忙しかったし、就職してからは日々進化するweb系技術やらなにやらの勉強もしないといけなかった。
ゲームが面白いのは百も承知でしたが、あれは完全な時間泥棒
仕事はもとより、DIY・ギター・カメラと割と多趣味なので優先順位が低めとなりました。
なので、プレステ2以降はまるで家庭用ゲーム機に触れずに20年近くが経っていました。
(スマホゲームはたまにやる)

そんなシイノキに、厄介な転機がやってきました。

20年ぶりに触れたゲーム『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』が名作過ぎて寝不足になった

長女が小学生になったタイミングで思ったんです。
友達同士でゲームの話題になったとき、ゲーム機のない我が家の長女は話についていけないかもしれない(ついていく必要性の有無は置いておく)。
でも、いまプレステって3?4?Wiiはどうなってんだっけ?
そんな折、職場でNINTENDO Switchブームが起きていたので、流れにのってSwitchをクリック。

せっかく買ったし、ゼルダでも買って帰るか!と帰り道に電器屋へ。
この『電器屋』ってワードの昭和感すごいな。

最後にゼルダの伝説やったのはスーファミ時代ですよ。
調べたら28年前の1991年発売。シイノキ12歳です。四半世紀以上前。記憶もうっすらです。

軽い気持ちで始めたゼルダの伝説は想像を遥かに越えていた

このゼルダの伝説、ブレスオブザワイルド。
「どうせ最後まではやらないだろうなぁ」
なんて軽い気持ちで買ったのがシイノキの生活の崩壊の始まりでした。

会社から22時に帰ってきたら、まだかろうじて起きている子どもたちとのコミュニケーション。
23時、子ども達が寝たら夕食。食後、風呂に入ってから副業で頂けている仕事やブログなどを2時くらいまでやり……
そこから5時までゼルダをプレイして6時半に起きるという生活が始まりました。
なににそんなにハマったのか。見ていきましょう。

見渡すかぎりの世界を冒険出来る

まず、ゲームをスタートすると、画面に映し出される美しいハイラルの大地。
遥か遠くに見える峰々。これらすべての場所に冒険に出かけることが出来ます。(マップのモチーフは京都だとか。)
マグマのたぎる火山、すべてが凍りつく氷の世界、生身では滞在しつづけることも出来ない灼熱の砂漠。
冒険するための条件こそあれ、いつ、どこへ行くのも自由!

モンスターとの戦い方の自由度

マップを移動していると、モンスターと遭遇します。

もちろん、正面から剣を使って正々堂々と戦って倒すのもアリなんですが。。。

仲間のモンスターとくつろいでいるところを忍び足で近寄り、高台から弓で不意打ち!
なんてのも可能。卑怯なりリンク(主人公の名前)。
弓はもちろん、巨大な石を転がして退治なんてことも出来ます(笑)

天候がみるみる変わる

冒険をしていると、時折雨が降ってきたりもします。
雨が降ってくれば、これまでよじ登ることが出来た岩壁にも水流が生まれ、登れなくなったり。
逆に、雨が降っている時にしか出来ない水たまりなどが出来たりもします。

油断していると落雷に見舞われたり。
この落雷を利用をした謎解きなんかもあるんですよ。

ゲームの進め方に正解がない

最初は行動に制限があります。
ですが、それをクリアすると、あとは自由。

ゲームの最終目的は厄災ガノンと呼ばれるボスから、ゼルダ姫を解放すること。
そのためには4つの課題を克服しろと言われるんですが、ぜんぶ無視して厄災ガノンのいる城にまっすぐ向かうことも出来ます。
さすがに主人公が弱すぎて苦労はしますが……

2つクリアしてから、3つクリアしてから
でもOK。順番も好きな順番でOK。
圧倒的自由度!

ダンジョンの謎解きに正解がない

世界各地に存在するダンジョン(祠)。
中に入ると、謎解きをしながら攻略をすすめていくことになるんですが、これの解き方に正解がない。
例えば、上の写真のオレンジの台。

リンクが台に乗ると扉が開く仕掛けになっているんですが…

なんと、手持ちのりんごを一杯置いても扉をあけることが出来ます。
一個だとダメなんですが、何個も置いたりすると開くんです(笑)
リンク何キロやねん。

もうひとつの例はコレ。
電気を通すと解ける仕掛けなんですが……

ひとつの正解はこれ。
金属のブロック同士を近くまで移動させると通電します。

んが、これも手持ちのアイテムの中から通電率の高いものをばらまくことでも通電が可能になります。
この時に使ったのは半液体のゼリーですね。
他にも、金属の武器を置くことで通電させたりすることが出来る仕掛けもあります。

当たり前ですが、飛び込むと感電します。

この、謎解きに何通りも解き方があるのって、子どもにやらせると面白いんですよ。
「パパ、これどうやるの?」
「少し自分で考えてごらん(フフ、それはアレを使うんだよ)」
「やった!できたー!!!」
「うっそ!!そんなんアリなの?!!」

みたいなことが多々。っていうか、ほぼコレ。

世界が美しい&BGMは鳥の声や風の音

とにかく世界が美しい。
BGMは音楽よりも、『音』が主役。風や草や木々のこすれる音、鳥たちの鳴き声。

世界のどこからでも望むことの出来るデスマウンテンに登ってみました。

行き方はロッククライミングです。
ただ、これも攻め方が何通りもあって、強くなってからでないと無理な行き方、まだまだ弱くても登頂可能なルートを探すなどすることも可能。

時間の概念があります。
晴れた日の夕方には真っ赤な夕焼け。

朝には美しい朝日。
この朝日を受けている間にしか現れないダンジョンなどもあったり。

ホタルの舞う泉も。
つかまえたホタルを、ホタルを見たがっていた村人に見せてあげるなんていうサブストーリーもあったりします。

終わらない発見

シイノキ、とっくの昔にゲーム自体はクリアしたんです。
でも、たまに恋しくなってハイラルの大地を駆け回るんですが、それでも川底に新しい宝箱を発見したり。

コログと呼ばれる妖精を発見したりします。
まだ半分も見つけられていないようです。

クリア後に、『クリア度』というものが表示されるんですが……なんとまだ56%
物語は100%、祠も100%クリア、全アイテム・全モンスターを手に入れて倒しても56%!!
バグなんじゃねぇの?って思ってたんですが、電源をつけるたびに新しい発見をしているので、ウソの数字じゃない。

家があり、生活がある

物語を進めていく中で、自分の家を手に入れることが出来ます。

マップ上にいるイノシシや鳥、熊や狼を狩ることが出来ます。
手に入れた肉で料理をすることも可能。
レシピなんてのもあります。

これはミルクとバターとフルーツと小麦粉でケーキを作ろうとしたら……

失敗してホットミルクになったところ(笑)
砂糖が足りなかったか!

混ぜた食材によって、力が湧いたり防御力が高めたりすることも出来ます。
体力の限界を超えさせることも可能。
そう、リンクが弱くても料理でドーピングすれば強い敵も倒せたりもする。

ゼルダ中毒になったユーザーの中には
「朝起きたら狩や魚をとる。森に入りキノコを集める。日が暮れてきたら家に持ち帰って料理をして寝る。
ゼルダ姫?かわいそうだけど、もうちょっと待ってくれ。生きるのに忙しいんだ。」

という、ゲームの目的を見失ったユーザーも沢山いるとか。

物語が素晴らしい&ゼルダ姫がかわいい

ゲームの最終目的はゼルダ姫救出。

彼女は与えられた使命を果たすことの出来ない、劣等感で満ちた女の子。

使命を果たせないばかりか、自らの力不足による犠牲も背負っています。

リンクには彼女の心と身体を救い出す仕事がある。
ただ、リンクには記憶がありません。
ゲームはパンツ一丁でリンクが目を覚ましたところから始まります。
物語を進めていくと、自分の身と、ゼルダ姫に何があったのか、かつての仲間たちの身になにが起きて、世界がいまどうなっているのかを知ることが出来ます。

この物語と演出がまた素晴らしく。
40歳のシイノキも
「ゼルダ姫、ぜったいに助けに行くから待っててくれ!」
「ガノンの野郎!土下座しても許さねぇぞコノ!」
みたいな気持ちにさせられました。
この謙虚さや勤勉さの欠片が1mmでもうちの奥さんにあったら……!

まぁ……すぐに
「あ、あっちの山は登ったことないぞ!行ってみよう!」
「うわー!こんなとこに温泉あったのかよ!」
「あそこ怪しいな……ほーら!やっぱりコレあったよ!(必要ないやつ)」
みたいなことになるんですが。

DLC(ダウンロードコンテンツ)がすごい

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド:DLC(追加コンテンツ) | Nintendo Switch / Wii U | Nintendo

最近のゲームにはDLC(ダウンロードコンテンツ)ってのがあって。
簡単に言うと、インターネットで配られる追加要素ですね。

仲間たちの隠れストーリーや、伝説のマスターソードを強化するミッション、あると便利な追加スキルやアイテムなどが追加されます。
ゼルダにもDLCが用意されているんですが、本編が終わったあとも一ヶ月遊べるボリュームの内容が2つ!

『試練の覇者』
『英傑たちの詩』

こちらセットで2500円。
シイノキはもちろん購入しました。ゼルダのプレイするすべてのユーザーにオススメです。
てか、これをやらずしてゼルダをクリアしたなんて言えません。

侵され始めた現実世界

ゲームと現実の区別がつかなくなる。
なんて、アホな話だぜって思っていたんですが。

こういう変わった枝ぶりの木とか発見するじゃないですか。
するってぇと、ノボリたくなるんですよ。コログ(妖精)隠れてるんじゃねぇか?っつって。

ちょっと現実世界が侵され始めます。

まだまだ抜けられない……のに続編が発表!!

全部クリアしたんですけどね。
定期的に遊んでます。まったく飽きません。DLCで手に入れた足跡マップ(通った場所が表示される)でまだ通っていない平原や山に遊びに行きます。
とは言え、ほとんど存在しなくなってきているんですが。。

すべてをやり尽くしてしまうのが寂しいんですよね。
もっとハイラルのことを知らずにいたい……と思っていたら

ゼルダ続編など…世界最大のゲーム見本市「E3」の注目発表を振り返り – ライブドアニュース

なんと、続編が発表されました。
これを動画で発見した時は、『うわー!!これでしばらく生きられる!!!』と思ってしまいました。
40歳で子持ちですよ、俺は。
普段、子どもらの笑顔を見るのが生き甲斐だなーとか、それっぽいこと考えてる風なこと言ってるくせに、ゼルダの続編決定という情報を得て反射的に思ってしまいました。

最後にやったゲームはFINAL FANTASY Xだった

シイノキが最後にやったゲームはFINAL FANTASY X
発売は2001年だったので、およそ17年ぶりにゲームに復帰したんですが……
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドは、シイノキのゲーム至上で間違いなくナンバーワンの大傑作

もういい歳だし、ゲームなんてやらないよ
っていう大人たちに是非遊んでもらいたいタイトルなのです。
そしてクリアした後に、「これの続編が出るのか……!!」という幸福感を感じて欲しいです。

・美しく独特な世界観
・圧倒的自由度の高さ
・ユーザーと共に記憶を取り戻して(知って)いく物語の秀逸さ
・遊び尽くせないボリューム

ゲームから離れた30代、40代のみなさん、是非一度チャレンジを。
ゼルダのためだけにSwitch買っても損はないハズ。

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