逃げ出したっていいじゃない
に公開して、2019/03/08に加筆修正したColumnの記事
こんにちは。
シイノキ(@info_misatopic)です。
副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻中隔湾曲症の手術から一週間。退院から六日経ちました。
冗談で、
「鼻の手術がてら、かっこいい鼻につけかえてもらいたい」
と、みんな言っていそうな事を言っていたんですが、かっこいい鼻どころか、鼻は完全に団子っ鼻。
術後の腫れ&詰まっている綿の影響かと思います。
手塚治虫の描くキャラを彷彿。
術後一週間の間の様子と、術後の検診のことを書きまっす。
この記事のざっくり概要
退院した週は、仕事を在宅作業にしてもらいました。
デザイナーという仕事柄、ネットが繋がってツールさえ揃っていればどこでも出来る仕事なのが幸い。
なんせ、オフィスまではドアドアで2時間程かかるので、なによりも通勤がつらいですからね。
傷由来の鋭い痛み・骨の矯正由来の鈍痛の2種類の痛みがやまない日々が続いています。
病院で処方されたカロナールでは効果が弱いので、鎮痛剤キングのロキソニンも独断使用していました。若干痛みは和らぐものの、それでも鼻腔内の刺激から発生していると思われる歯の痛みはやまず。
仕事をしては横になり、横になっては通知音で仕事をするという時間を過ごす。
どこでも出来る仕事なのが幸いだけれど、字が似ているだけに、辛くもある。
近所で行われた、地元のイベント。
手術前から出店依頼をされていたものの、今回は店番をパスしようと仲間の皆さんの協力を仰いだ。
ところがどっこい、担当したアトラクションが大人気でテンションあがってしまい、結局一日いてしまった。途中、何度か鼻腔内に詰められた綿が溶けたものが喉に落ちてきたので飲んでしまった。
まぁ良い。辛かったけれど、楽しかった。
地元のイベントへ参加!子どもたちのアトラクションにストラックアウトをDIYしてみた
去年の夏に作ったストラックアウトを遊んでもらったんですが、300人を超える子どもたちに遊んでもらえて舞い上がってしまいました。
DIY冥利に尽きる。
術後8日目。
退院後、初の診察を受けに病院へ。今日は歪んでいた鼻中隔(鼻の真ん中の骨)を矯正していたシリコンプレートを除去してもらえる。
切除した腫瘍の病理検査の結果は良性。
癌化している可能性は完全には否定出来ないと言われていた腫瘍(ポリープ)だけれど、これで晴れて可能性ナシ。
「じゃ、シリコンプレートとっちゃいますね。ズルっとする感覚ありますよ〜。」
と、鼻に縫い付けられていた糸を切って抜糸。シリコンプレートを鼻から抜き出すと
ズルルル!ズポ!!
とシリコンプレートが出てきた。詰められていた綿も一緒にポロポロ出てきた。
シリコンプレートの大きさを見てびっくり。ベースのピック、いや、薄いポリンキーほどのサイズのシリコンプレートが入っていた。
でかっ!いや、ってか、鼻通った!うわぁ!鼻通った!!
前回の処置では100%閉鎖→90%閉鎖だった鼻が、60%ほどにまで改善。手術前と同等くらいにまで鼻呼吸が出来るようになった。
シリコンプレートを除去したことで違和感も軽減されたので、不快指数も劇的に改善。
「鼻洗浄もしやすくなったと思うので頑張ってくださいね」
と、先生。
そう、目下、その鼻洗浄がハードルなのだ。
鼻洗浄は、こういった器具で行う鼻腔内洗浄のこと。鼻うがいとも言います。
鼻腔内に詰められた綿を流しだすのと、感染症などの予防、膿の排出などを目的としているんだそうな。
これがまぁつらいのなんの。
動画ではスーンって顔でジャバジャバやってるでしょ。
これは達人の技。
僕のような初心者は、鼻に器具をつっこんでレバーを押し込むと、反対の鼻と口、つっこんだ側の鼻から水が出て来るので
オゥエ!!グハァ!!ブシュブシュシュ!!オォウエ!!!
ってなるんです。服着たままなんて到底無理なので、僕はシャワーがてら風呂場で全裸でやってます。
苦しいので、涙も出ます。
裸で鼻に器具つっこんで嗚咽して泣いてる姿は、家族には見せられないので鍵も締めてます。
確かに、色々出てくるんですよ。
綿、血の塊、膿のような黄色い塊、ふやけたかさぷた。
やっている最中はスッキリするとは言い難いんですが、風呂から出るころにはスッキリ感が訪れます。
ちなみに、流し込むのは生理食塩水なので、プールなどで鼻に水が入った時のようなツーンとした痛みはありません。
これを6本(3リットル)くらい頂いてきて、1回の使用量は200mlくらい。
器具は病院や薬局などで買えます。僕は手術決定前、蓄膿に悩んでいたころにAmazonで買いました。病院や薬局よりは安く買えますし、これからの時期に花粉症などにも効果あるらしいので興味ある方は買ってみてください。
病院から貰った生理食塩水がなくなったら、市販されている『サーレ』という粉末を購入します。
これを水に溶かして、同じように使う。
ただ、これはほんとに嫌で。
風呂に入る前は「今日も鼻洗浄か……」って気分になりますし、いざ風呂に入ってからも、器具を鼻に挿入したあとに2回くらいため息をつきます。
どれくらい嫌かっていうと、小学校の時の音楽の授業の歌のテストと同じくらい嫌です。
この鼻洗浄、終わったあとも鼻腔内に水が残ります。
フーン!!と鼻をかんだくらいでは出てきません。
頭を拭いている時にドバドバっと出てきたり、ひとばん寝てから翌日の夕方立ち上がった時などにバシャっと出てきたりします。
時間が経つと血と膿で赤茶色になってるし、最初はビビりました。
終わったあとは、頭を右左に何度か傾けると、残った水が出やすいです。鼻腔内って、ほんとに空の容器みたいになってるんだなぁと実感。
これは私感なんですが。
病院で貰ってきたボトルの生理食塩水と、市販の『サーレ(粉)』を溶かした水が結構違っていて。
サーレの方が嫌なしょっぱさというか、苦味というか、尖ってる感じがありますね。
ボトルの生理食塩水は、角のないまろやかさがあります。
もし病院で出してくれるのならボトルの方を貰いたいけど、持って帰ってくるには重いかなぁ。
生理食塩水マイスター。
一週間たって、『快復』を感じ始めました。
術後数日は、ほんとに手術して良かったんだろうか、これは本当に快方に向かうんだろうかと頭を抱えたんですが、ここに来て時間が解決してくれそうな予感がしてきました。
同じ症状で手術をして参ってるみなさん、一週間耐えてください。うっすら出口が見えてきます。
副鼻腔炎シリーズ|dropout! -いらんことから逃げ出して日々を楽しむブログ – DIYとアウトドア、日々の暮らしとその道具
これまでの経緯は上記リンクからどうぞ。
なにごともなく健康体であることの素晴らしさを体感する日々。
鼻がおかしい程度で本当に良かったなと思ったり、こんなんやってられっか!と思ったり。
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