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逃げ出したっていいじゃない

Alexey Ruban

Eマウントユーザー必携と噂のTAMRON 28-75mm F2.8 Di III RXDを購入!このレンズめっちゃ寄れる!

に公開して、2018/10/23に加筆修正したCameraの記事

こんにちは。
うっかりやっちまいました、シイノキ(@info_misatopic)です。

SONY FE50mm F1.8と、オールドレンズOLYMPUS F.ZUIKO 50mm F1.8を撮り比べてみた

ずいぶん長いこと(と言っても9ヶ月ほど)、α7II用のレンズはSEL50F18Fのみで我慢してきた。
我慢っていうのは語弊があって、画質にも携帯性にも概ね満足していたのだけど、やっぱり他のレンズも気になっていたのだ。

レンズ沼にハマりかけると、レンズ名でWeb検索からの作例鑑賞、そして
『このレンズがあるとこんな写真が撮れるのか…!』
という、逆に言うと
『俺にこの写真が撮れないのは、このレンズがないからだ…!』
という己の腕をわきまえない、呪いがかかったような状態になっていく。

この呪いを解くには、経済観念のしっかりしたパートナーによる叱責、もしくは購入ボタンをClickするしか手がない。
ところが、我が家には経済観念がザルなパートナーしかいないので、やむを得ずClick&Click!
ついに呪いが解けた。

要するに、新しいレンズ買っちゃった。

Eマウントユーザー必携と噂のTAMRON 28-75mm F2.8 Di III RXDを手に入れた

今回、Clickしたら届いたのはこちらのレンズ。
2018年5月の発売以来、Eマウントユーザー必携との噂で持ち切り&品薄状態が続いていたTAMRON 28-75mm F2.8 Di III RXDだ。
数あるEマウント用フルサイズ対応レンズの中でコイツを選んだ理由は、また別の機会に。
F2.8通しのズームレンズとかドキドキする。

Click以来、納期未定のまま音信不通が続いており、年内は無理なのかな…と諦めていたら、宅急便のお兄さんが突然持って現れた。サンタさんや。
奥さんに言ってなかったので焦った。前もって連絡してほしいです。

しっとりとした質感のある外観

SONYのEマウントには、G MASTERと呼ばれる高級ラインナップレンズがあって。
それに比べるとチープだという話を聞いていた、TAMRON 28-75mm F2.8 Di III RXD
目にしてみると、そんなこと全然ない。マットな質感とドッシリとした重量感。払った価格に見合う、立派なレンズだ。
G MASTERは見たことも触ったこともないけれど。

こちらはSEL50F18F
魅力はコンパクトなサイズ感と超軽量。オートフォーカスの速度と音に不満はあったけど、こちらも良いレンズ。

並べてみると……デカい!
カメラは携帯性!と思っているので、ちょっと尻込みした。
これはiPhone8 Plusのポートレートモードで撮ったのだけど、疑似ボケはやっぱりまだまだ限界あるなぁ。変なとこボケてる。

装着してみた。
うん。デカい。がしかし、まぁ許容範囲内か。ギリギリ。ギリギリだなぁ。

おまけ。レンズキャップ。
TAMRONロゴの入ったレンズはマイクロフォーサーズ時代を通しても初かもしれない。
フィルタ径は67mmです。買い忘れた。

このレンズ、すんごい寄れるぞ!

不満点だったSEL50F18Fの最短焦点距離(ピントの合う最短距離)。
試しにやってみると、こんな感じ。
TAMRON 28-75mm F2.8 Di III RXDは、結構寄れるという噂を聞いていたので、同じ50mm条件で試してみると…

うわ、めっちゃ寄れる。
どれくらい寄れるかって、テーブルフォトとか撮るにも大事な要素。
AFも速い!

最短焦点距離19cmの広角側(28mm)でも試してみたら、被写体までここまで近くてもピントが合う。
こんなにレンズ近づけてくるやついたらヤバイ。

撮影してみると、こんな感じ。
なんと神々しい食卓塩。かつて、こんなに神々しい食卓塩があっただろうか。
実寸サイズで見てみると、瓶の中の塩の粒も確認出来た。

F1.8とF2.8のボケの差は?

開放大好き、ボケ至上主義の人間からすると気になっていたのが、F1.8とF2.8のボケ量の差
ズームレンズなので、手持ちのSEL50F18Fと同じ50mmで撮り比べてみることにした。

まず、SEL50F18F
ピントはランタンに合わせた。さすがに手前も奥もボケる。被写体までの条件は……忘れてしまった。
2メートルくらいだった気がする。
若干グルグルボケするんだな、このレンズ(今更)。

こちらがTAMRON 28-75mm F2.8 Di III RXD
設定ミスで若干ハイキーに撮ってしまった。F1.8程のボケ量は出ないものの、全然ボケる。さすがフルサイズ…!
ランタンもキリッと写って、1.8よりも清涼感がある気がする。

実写で公園散歩に持っていってみた

ƒ/10 1/200 28mm ISO 100
F10まで絞って撮ってみた。遠景までカリカリ。やっぱり景色撮るには28mmくらいの広さないとダメですね。
キャンプにも使いやすそう。

ƒ/9 1/60 28mm ISO 100
F9でメタセコイアの森を見上げてみた。α7IIは高解像度機ではないけど、これだけ解像してくれれば自分の用途には問題がない。

ƒ/2.8 1/80 28mm ISO 100
絞り開放で、朽木に生えていたキノコを接写。画面左側が手前なのだけど、前ボケの方が柔らかい?のかな。
後ろはちょっとうるさいっちゃうるさい。

ƒ/2.8 1/2500 75mm ISO 100
75mm側で逆行ポートレート。望遠側の解像感も綺麗。長女が振り乱した髪の毛のチリチリ具合もしっかり。

ƒ/2.8 1/640 75mm ISO 100
望遠側でマクロ的な使い方をしてみた。庭にいたショウリョウバッタ。
このバッタ、漢字で書くと精霊蝗虫って書くのを初めて知った。

ƒ/2.8 1/800 28mm ISO 100
広角側で同じくマクロ的な使い方をしてみた。距離も若干違うのでなんとも言えない…かな。

原寸切り出し。虫苦手な方ごめんなさい。よく写ってる。
8月の旧盆(精霊祭)の時季になると出てくる&精霊流しの精霊船に似てることから精霊蝗虫って書くらしい。

今まで使っていたズームレンズとの違い

こちら、マイクロフォーサーズの75-300。換算150-600mmという、これはこれでアホみたいに面白い超望遠レンズ。
これ、ズームリングがボディ側、ピントリングが先端側にある。あと、ズームも反時計回りでズーム。

TAMRON 28-75mm F2.8 Di III RXDは時計回しでズーム。
ピントリングがボディ側でズームリングが先端側。
全部が反対なので、これ、地味に戸惑う。
まぁ慣れかなと思うので、マイナス点にはならない。

買って良かった、大三元レンズ

F2.8通しの標準ズームレンズというと、一眼ユーザーの中では『大三元レンズ』とも呼ばれる憧れのレンズ。らしい。
冒頭で書いたG MASTERにも24-70mm F2.8という純正レンズもあるのだけど、こちらはなんと20万円オーバー。

画角こそ若干の差があるものの、同じような画角、同じF2.8通しで半値以下!
しかもサイズも重量もコンパクトという、噂通りの必携レンズ

「単焦点だと画角は足で決めないといけないからね」とか、ドヤ顔で言ったりもしてたのだけど、やっぱり標準ズームって使いやすい。
なにより、すげー寄れるっていうのが満足度高かった。
SEL50F18Fは本当に寄れなくて、食べ物撮る時にだいぶ制限があったのだ。
何を撮るにも最短距離が決まってるので、同じような絵面になってしまいがちだし。
これからは食べるもの撮るのも楽しそうだなと、ちょっとワクワク。

もちろん、この撒き餌レンズも良いレンズだよ。

SONY FE50mm F1.8と、オールドレンズOLYMPUS F.ZUIKO 50mm F1.8を撮り比べてみた

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シイノキ実は、全然性質の違う85mm F1.8というレンズと競合していた。
なんで標準ズームを選んだのかっていうのは、また別の機会、別の記事で書こうかな。

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