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逃げ出したっていいじゃない

Alexey Ruban

SONY FE50mm F1.8と、オールドレンズOLYMPUS F.ZUIKO 50mm F1.8を撮り比べてみた

に公開して、2018/09/05に加筆修正したCameraの記事

こんにちは。
ムラっ気更新のシイノキ(@info_misatopic)です。

キャンプ系記事が続いていたので、今回はカメラ記事。
2017年にSONY α7IIを購入して以来、しばらくの間はマウントアダプタを介してOLYMPUSのF.ZUIKO 50mm F1.8を使っていました。
40年程前、フィルムカメラのOM-1などのカメラに付属していたレンズで、安物キットレンズポジションでバラ撒かれていたものらしいんですが、その評価は意外と高く。
オールドレンズの入門レンズとしてはピッタリなのではと、7年くらい前に購入したものです。

数が多く出回っている=状態が悪いものが多いということで、このレンズも例に漏れずジャンク品。
2500円程で買ったものを綺麗に磨いて使ってました。

今回はせっかくなので、購入したSEL50F18FF.ZUIKO 50mm F1.8 + α7IIの写真と比較しながらの記事にしてみたいと思います。
あんまり見ない気がするので。

SONYの撒き餌レンズ『FE50mmF1.8』を購入したので、オールドレンズ『OM F.ZUIKO50mmF1.8』と撮り比べてみました

購入したのはFE50mmF1.8(SEL50F18F)
単焦点レンズというズーム機能のないレンズで、速いシャッタースピード&ボケ量の多さ、解像感の高さ(きめ細かい)が特徴。
撒き餌レンズとも呼ばれる、安さが魅力のこのレンズ、何枚か過去に撮ったものや装着写真を載せておきます。

レンズと装着図

まず本体。軽いです。
186gしかありません。フルサイズらしからぬコンパクトさが特徴のα7II、重くて大きなレンズをつけてしまうと持ち運ばなくなりそうなエセカメラ好きの僕には嬉ションです。

装着写真はこんな感じ。
バランスもいいですね。さすがに高級感みたいなものはないですが。

何枚かの作例

少しコントラストを調整してます。家族でいった梨狩りの写真です。
50mmっぽい写りで、これだけで買ってよかった感ありました。

釣り堀で撮った、炭焼きのニジマス。
絞りはF2で、粗塩の質感とニジマスのジュワーッとした脂が写ってる気がする。
僕は満足です。手前の鉄棒が邪魔。

50mmで撮る被写体ではないと理解しつつ、F1.8の明るさを活かして天の川を。
シャッタースピードは13秒程です。20秒30秒になると、この画角だと点が線になっちゃいますね。

背景のボケを意識して何枚か。
ボケるだけでフルサイズっぽい写真になるので、これだけで憧れのフルサイズを叶えた感覚で満たされます。
次は、せっかくなのでオールドレンズ(F.ZUIKO 50mm F1.8)と比べてみましょ。

オールドレンズOM F.ZUIKO50mmF1.8とFE50mmF1.8を撮り比べ

α7IIはフランジバックうんぬんかんぬんで、オールドレンズと相性が良いんだそうです。
オールドレンズ愛好家という方々もいて、製作時期によっては違う写りをするということで、同じレンズを何本も所持する方がいるという深い沼の世界。
ライカ+オールドレンズの沼に生息する知人もおります。。。数百万円レベル。

α7IIにはマウントアダプタというものをつけて装着します。
クラシカルかつ現代的なソリッドなデザインのα7IIと、TheクラシカルなOMレンズの組み合わせ、かっちょいいですよね。
個性のある写りが特徴なので、せっかくなので最新レンズと見比べてもらえたらいいかなと。
全部開放(F1.8)で撮ってみました。

まずは曇天でFE50mmF1.8(SEL50F18F)

そしてF.ZUIKO 50mm F1.8
ボケ量はほぼ同じですが、コントラストが低くソフトフォーカス気味に写ります。
彩度も低めですね。

同じ曇天で、FE50mmF1.8(SEL50F18F)

F.ZUIKO 50mm F1.8
ごめんなさい、比べてるってのにピント位置が若干違います。
特徴としては同じで、コントラストが低くソフトフォーカス気味。

晴れの夕方にFE50mmF1.8(SEL50F18F)
撮って出しですが、ちょっとイエロー強めかな。ホワイトバランスはオート。

F.ZUIKO 50mm F1.8
赤みがかった写り方をします。ちょうど、Instagramでフィルタをかけたかのような雰囲気になるのが特徴ですね。
とても雰囲気のある写真が撮れる。

ボケボケが続いたので、晴れた日の中距離のものも。
FE50mmF1.8(SEL50F18F)です。ちょっと離れるとシャープな写りをします。

F.ZUIKO 50mm F1.8。晴れの日の順光だと、こんな感じでパリッと写ります。
古いレンズでもこれだけ写れば実用範疇じゃないですか?2500円ですよ、このレンズ。
色味はやはり赤みが強め。
周辺の光量落ちが良い感じです。

逆光でFE50mmF1.8(SEL50F18F)
さすがにコントラストは弱まるものの、フレアもそれほど出ずに綺麗に写ってくれます。

F.ZUIKO 50mm F1.8
オールドレンズらしさ全開というか、やはり逆光だと派手なフレアが出ます。
んが、このフレアがまた良いんじゃないかと。
『君の名は。』の新海誠さんの光表現のような(アニメ見たことはないんですが)フレアが自然に出てくれます。あえてレンズに埃をつけたりとかしても面白い写真撮れそうですよね。

というわけで、少ない作例数になってしまいましたが、最新レンズと比較すると味のあるオールドレンズの写り、伝わったでしょうか。これ、まだまだオールドレンズ沼の入り口ですからね。
渦を巻くようなボケ味のレンズ、点光源が星型になるレンズなどなど、クセのあるレンズがひしめくオールドレンズ沼。
僕はまだ、ここいらで踏みとどまっておきます。

まとめ

今回、FE50mmF1.8(SEL50F18F)を買った理由は、F.ZUIKO 50mm F1.8は当然のようにマニュアルなんですよね。
マニュアルのほうが撮影に入り込めて楽しいものの、片手で子どもたちの写真をパシャパシャ撮るには、やはり使いづらく。。。常用でオートフォーカスの使える50mmレンズが欲しいということで購入しました。
F.ZUIKO 50mm F1.8は遊ぶには最高のレンズ。
これからも使い続けますし、他のOMレンズも買ってみたい。

FE50mmF1.8(SEL50F18F)オートフォーカスは正直物足りないです。
遅いし迷うし、速さも精度も以前使っていたOLYMPUS E-M5II+25mmには及びません。
よいしょ…ピピ!えーっと…ピピ!みたいな感覚のAFですかね。

とは言え、初めてのフルサイズにα7IIを選んだ人、キットレンズの標準ズームしかもってない人が最初に買うレンズとしては手放しでオススメです。
だって、やっすいですもん。3万円以下で買えちゃいますから。
SONY最強の50mmと名高いFE 50mm F1.4とかは17万円しちゃいますからね。

作例でも写した星空みたいなのはキャンプで撮る事が多いんですが、そういった時用に、次は広角レンズが欲しいですね。
広角単焦点にいくか、明るい標準ズームで汎用性を重視するか……迷いどころです。

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シイノキカメラ好きな方はわかると思うんですが。
レンズって、これ買うならもうちょっと頑張ってこっち…画角もうちょい…って30万もすんのかい!!みたいなことが多々で。
撮りたい対象とか目的をしっかりと定めて欲張りすぎないのがいいですよね。
今は、子供のポートレートとキャンプ風景、安いオールドレンズで遊べたら満足です(欲張ってる)。

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